2018年1月14日(日)にTBS系でスタートする、嵐・松本潤主演の日曜劇場「99.9-刑事専門弁護士- SEASONII」に、裁判官・川上憲一郎役で笑福亭鶴瓶の出演が決定。4年半ぶりの日曜劇場出演で裁判官役に初挑戦する。また、松本演じる弁護士・深山を支えるパラリーガル役でアジアン・馬場園梓も決定した。
本作は、個性的な刑事専門弁護士たちが“逆転不可能”と思われる刑事事件に挑んでいく痛快リーガル・エンターテインメントドラマで、2016年4月に放送されたSEASONIは、全話平均視聴率でも17.2%と同クール内でもトップを記録し、大きな話題を呼んだ。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)
TBSの連続ドラマでシリーズ化されたのは、日曜劇場「JIN―仁―」(2009、2011年)以来、約6年ぶりとなる。
タイトルの“99.9”は、日本の刑事事件における裁判有罪率。日本の司法制度の信頼性の高さを証明してるが、そこには大きな落とし穴が隠されている。たとえ、99.9%有罪が確定している事件でも、残り0.1%が確定しない限り、それは事実とはいえない。本ドラマでは、最後の0.1%まで諦めることなく事実を追及していく弁護士たちの姿を描く。
このたび出演が決まった鶴瓶演じる川上は、東京地方裁判所所長・代行を務める裁判官。事件処理能力が出世の決め手と言われる裁判官の世界において、膨大な案件数を裁いてきたエリート裁判官だ。
川上の口癖は「ええ判決をせえよ」で、彼の言う「いい判決」とは“バランスのとれた判決”のこと。検察側と弁護側の双方から提出された証拠をバランスよく適切に捉え、事件の背景や特徴を汲み取り、判断することが大切だと説く。
しかし、証拠の提出に関しては、国家権力である警察や検察の方が圧倒的に有利で、検察側の証拠と民間の弁護士が提出した証拠が“バランスよく”同じ量や質であることの方がまれであるため、必然的に検察寄りに偏らざるを得ない。
法廷での“バランス”にこだわる結果、“最もバランスを欠いた状態”になってしまっているともいえる。
川上は、裁判官はあくまで「その時点で目の前に提出された証拠」を精査して、法律に則って判断するだけであり、もし検察が間違いを犯して冤罪(えんざい)が生まれたとすれば、それを証明するに足る証拠を提出するのはあくまで弁護士の役目だという特有の考えの持ち主。
「事実」よりも「法廷での証拠」を優先させる方針によって、深山とも大きく対立するようになる。果たして、どんな攻防が繰り広げられるのか?
さらに、馬場園は深山をサポートするパラリーガルの新メンバー・中塚美麗役。美麗は、これまでは別の大手弁護士事務所でパラリーガルとしての経験を積んできた人物で、最近斑目法律事務所へ移籍し民事を担当していたが、佐田(香川照之)の指示で刑事事件専門ルームへ異動してきた。
仕事は優秀で、同じくパラリーガルの明石(片桐仁)や藤野(マギー)を脅かし、波乱を起こす存在となるかもしれない。そして、当シリーズではおなじみとなっている「プロレスネタ」への関わり方や、パラリーガルたちによって作り出されるコミカルな雰囲気への関わり方にも注目が集まる。
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