「ゲド戦記」の原作は、「指輪物語」「ナルニア国物語」に並ぶファンタジー文学の傑作。傷ついた少年・アレン(声=岡田准一)と少女・テルー(声=手嶌葵)が光を取り戻していく物語。2006年公開。
宮崎監督が「風の谷のナウシカ」より以前から原作者に映画化を申し出ていたという。当初は無名の日本人からの突然の申し出だったため断られていたが、時がたち先方から依頼が届く。
鈴木は「(宮崎)吾朗くんのデビュー作にいいなと思ったんですよね」と思いついたそうだが、“宮崎駿による映画化”を希望していた先方の了承がでなかったそう。
「そこで、宮崎駿と僕で会って話をすることになったんです。宮崎駿は説得のためにいろんなことを話していました。『僕のいろんな作品は全部あなたの影響を受けてる! (物語に描かれている)闇との戦い。僕にとってはすごい重要なテーマだった。
だけど、それをやるには年をとりすぎた。自分がプロデューサーとして見守るから納得してくれないか』という感じで」。そしてようやく「『分かりました』と返事をもらったんです」と裏話を明かした。
第73回アカデミー賞短編アニメ賞を受賞したマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督とスタジオジブリが生んだ2016年公開の最新作。嵐に巻き込まれ、無人島に漂着した男の物語。
最後に鈴木は「今回お正月の深夜に放送するということで、内容からすると一番いいんじゃないかと思います。お正月の深夜…今ふとそんな気持ちになってみたら、楽しんでもらえる気がしてますね。僕が本当に好きで作った作品なので、ぜひ見てください」と締めくくった。
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