初座長・鳥越裕貴、ボケ過多カンパニーに苦労?「ツッコミどころ満載」 舞台「文豪ストレイドッグス」が“聖地”横浜で開幕

2017/12/22 23:30 配信

2.5次元

来春の劇場版公開も控える同名テレビアニメを原作とした、舞台「文豪ストレイドッグス」が12月22日(金)、KAAT 神奈川芸術劇場(ホール)で開幕。初日公演に先駆けて公開ゲネプロと囲み取材が行われ、主人公・中島敦役の鳥越裕貴、太宰治役の多和田秀弥、国木田独歩役の輝馬、芥川龍之介役の橋本祥平、中原中也役の植田圭輔が出席した。

会見に出席した(左から)橋本祥平、植田圭輔、鳥越裕貴、多和田秀弥、輝馬


本作は、「ヤングエース」(KADOKAWA)で連載中の朝霧カフカ(原作)、春河35(作画)による漫画のアニメ版を原作に初の舞台化。アニメは2016年4~6月に第1クール、10~12月に第2クール(TOKYO MXほか)で放送され、2018年3月3日(土)には映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(デッドアップル)』の公開も控えている。 

本作でも“ヨコハマ”を舞台に、実在の文豪と同じ名前の登場人物たちがそれぞれの文豪にちなんだ作品の名を冠した“異能力”でバトル。劇作家・中屋敷法仁氏による演出では、音と映像、俳優の芝居が見事に融合した“異能力アクションバトル”で魅せ、さらにはアンサブルの“ドッグスチーム”によるパントマイム等も加わり、演劇ならではの表現を可能にした。

武装探偵社とポートマフィアの対立関係も見逃せない見どころのひとつ舞台「文豪ストレイドッグス」より


舞台初主演で探偵集団・武装探偵社に勤める中島敦を演じる鳥越は、初めての座長として「『文豪ストレイドッグス』を知らなかった人もスタッフさんまでもが作品を愛してくれて、すごいカンパニーになった」と手応えをのぞかせたが、「天然ちゃんやボケる人が多くて、稽古中からどんどんツッコむ作業。ツッコミどころ満載」と気苦労も。

表情豊かに中島敦を演じる鳥越裕貴舞台「文豪ストレイドッグス」より


対立する立場のポートマフィア幹部・中原中也役を務め、旧知の仲でもある植田からは「一番しんどいよな」「一番の盛り上げ役は本来ならトリ(鳥越)だもんね」と労われると、「だから大変なんです。(ボケとツッコミ)両方やらなきゃいけないからね。武装探偵社がみんなマイペースで、それに振り回されている」と憎まれ口を叩きながらも楽しそうに笑った。