そして最後に、若手たちの挨拶を嬉しそうに見ていた寺尾が「お疲れさまでした。若い二枚目のアップが続いて、その中にまぎれこめるって、すごく嬉しいです」とチャーミングにあいさつ。「陸王」では、寺尾演じる飯山と役所演じる宮沢の演技のぶつかり合いも大きな見どころとなったが、その役所も見守る中、寺尾は「実は、俳優・役所広司と向かい合って芝居ができる、ということがすごく楽しみでした」と告白し、笑顔を見せた。
飯山のトレードマーク“べらんめえ口調”が自身にとっての挑戦だったことにも触れ「(監督の)福澤さんにも気に入ってもらえたんだろうと信じて走り続けてきました。とても楽しい現場で、本当に楽しませてもらいました。ありがとうございました」としみじみ語り、3か月に及んだ撮影を締めくくった。
24日放送の最終回は25分拡大スペシャル。陸王生産はストップしたままで、シルクレイ製造機の設備投資費用1億円をねん出するため、大地や飯山たちはシルクレイの売り込みに奔走するが、巨額の資金提供を受け入れる企業は見つからずにいた。
一方、茂木は再びアトランティスのサポートを受けることに。アトランティスのシューズを履き、2年前にケガで棄権した豊橋国際マラソンの舞台に立とうとしていた。そんな茂木に、大地と村野(市川右團次)は最後の一足となった陸王を渡そうとするが、ダイワ食品の城戸監督(音尾琢真)は「茂木を悩ませるだけだ」と拒絶する。
陸王開発再開のメドが一向に立たず、窮地のこはぜ屋。そんな中、こはぜ屋買収を断念したはずのフェリックス・御園(松岡修造)は、宮沢に驚きの提案を持ち掛ける。はたして陸王は再び世に出ることができるのか? 宮沢たちのこれまでの苦労はむくわれるのか…。池井戸作品、TBS日曜劇場ならではのスカッと爽快なラストを期待したい。
※山崎賢人の崎は正しくは「立さき」
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