「陸王」瞬間最高視聴率をたたき出した山崎賢人の「涙」

2017/12/27 12:45 配信

ドラマ

「陸王」感動の最終回で瞬間最高視聴率をたたき出したのは…撮影=龍田浩之


「陸王」最終回で瞬間最高視聴率を獲得したのも、そんな山崎演じる大地と宮沢が向かい合ったシーンだった。茂木が陸王を履いてレースで優勝し、陸王は爆発的ヒット。活気づくこはぜ屋の事務所で、大地が宮沢に「メトロ電業に受かったよ」と報告する場面だ。

「陸王を開発して、ランニング業界に殴り込みをかけるっていう仕事以上に面白いことなんかないんじゃないか」と内定の辞退を考える大地に、宮沢は「メトロ電業で思う存分働いて、うちでは得られない経験と知識を蓄積してきてくれ。世界を見てこい、大地」と背中を押す。「そして、その大きさを俺たちに教えてくれ。その時まで待ってるから」という父の言葉に胸がいっぱいになった大地の頬を涙が伝う――夜10時10分ごろに放送されたこのシーンが最高視聴率23・1%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)をたたき出した。

「日曜の夜に、『月曜日も頑張ろう』と思ってもらえるドラマを」。放送スタート前からスタッフ・キャストがそろって口にしてきたビジョンを見事に体現した「陸王」。諦めないことの尊さ、人が成長することの素晴らしさを教えてくれた「陸王」とそのスタッフ・キャスト陣に拍手を送りたい。

*山崎賢人の「崎」は正しくは「立さき」