山崎賢人がドラマ初主演を務めることで注目の「トドメの接吻」(1月7日スタート、日本テレビ系)の収録に、主題歌を担当しストリートミュージシャン・春海一徳役で出演する菅田将暉が加わった。プライベートでも仲がよい山崎と菅田だけに、撮影現場でも一緒の毛布にくるまったりギターを爪弾き合ったり。ふたりのそんなホットな共演シーンを取材した。
「トドメの接吻」は、成り上がることだけを追う孤高のホスト・堂島旺太郎(山崎)が謎の“キスで殺す女”(門脇麦)にキスされるたびに「死」と「時間の逆戻り」を繰り返す――という超異色ラブストーリー。
この日撮影したのは1月7日放送の第1話、旺太郎が興信所の根津(岡田義徳)から母・光代(奥貫薫)の近況を聞かされ、複雑な気持ちで街を歩いている場面。旺太郎が、路上ライブの準備をする春海(菅田将暉)をチラリと見やり、通り過ぎていく。まだお互いを認識していないものの、春海と旺太郎が初めてニアミスする重要なシーンだ。
撮影は早朝から行われた。寒さが身に染みる中、山崎と菅田はそろって談笑しながら現場入り。山崎は、黒い革ジャンに黒のパンツ、黒のハイカットのスニーカー、黒のマフラー、黒とグレーのマーブル模様のカーディガンというスタイリッシュなファッション。一方の菅田は、ロシア帽にサングラス、茶色い革のコート、赤のストール、薄汚れた指なし手袋、赤いジャージのズボンにブーツ、といういでたちだ。
リハーサルが始まると、菅田はリラックスしてギターを弾きつつ、「ヤバいよ、一瞬でこうなった」と寒さでかじかむ指先を山崎にアピールしたり、旺太郎を振り返らせようと、わざとらしく歌声を大きくするなど、のびのびと撮影を楽しんでいる様子。
一方、山崎もメイキング風景を撮影するカメラに「ゆずです…クズです」と、“クズ男”という自身の役柄を踏まえたボケを飛ばし、関西出身の菅田に「『くず』はもういるよ(笑)」とツッコまれるなど終始リラックス。じゃれ合う二人にスタッフからも思わず笑いが起き、撮影はにぎやかに進んでいった。
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