山崎賢人が、キスから死のタイムリープが始まるラブサスペンス「トドメの接吻」(日本テレビ系)で連ドラ初主演を果たす。発売中の「月刊ザテレビジョン」では、そんな山崎に意気込みを聞いた。
「トドメの接吻」は、いずみ吉紘氏によるオリジナル脚本。山崎は、金と権力を追い求めて女をもてあそぶナンバーワンホスト・堂島旺太郎を演じる。謎の“キスで殺す女”の接吻により、旺太郎は呼吸困難、身体けいれん、異常な動悸の末、死んでしまう。旺太郎が目を覚ますと、数日前の風景、出来事や会話は繰り返され、同じ時間を繰り返していると分かる。旺太郎は、謎のキス女によって、何度も“死”と“時間”を繰り返す――という、超異色作だ。
これまでにはない役柄を演じる山崎だが、台本を読んで「すごく面白い」と思ったそう。
「台本を一度読んだだけでは自分がどこに戻っているのか分からなくて。オリジナルというのもありますけど、先の展開が分からないワクワク感があるので、台本は手放せないですね(笑)」と、すっかり台本に魅了されている様子。
「トドメの接吻」には、タイムリープするたびに物語が複雑に絡んでいく面白さもある。山崎は、「旺太郎は何が起きるか分かっているけど、周りは分からない。その対比は面白さの一つです」と見どころを語る。
山崎が演じる旺太郎は、数々の女を手玉にとる、という役柄。「成り上がるためなら何でもする、愛を忘れたナンバーワンホストですからね。そこには過去の出来事が関わっているんですが、クズと言われても仕方ない最低な男です」と苦笑いも。
その旺太郎に死のキスをするのが、門脇麦演じる謎の“キスで殺す女”。「『まれ』('15年NHK総合ほか)で初めて共演して、映画『オオカミ少女と黒王子』('16年)以来3回目なんですが、信頼できるお姉ちゃんというか(笑)。それぐらい頼もしくて、思わず相談したくなる落ち着いた人です。そんな麦ちゃんがこれまで共演した作品では見たことがない役柄を演じるので、物語がどうなるのかも含め楽しみです」(山崎)
公式サイトでは門脇とキスを交わすビジュアルも公開されたが、山崎は「こういう仕事でなければ、なかなかない不思議な感覚でしたけど、やはり麦ちゃんとのキスはちょっと恥ずかしいなと思いました」と笑う。
そんな「トドメの接吻」が、山崎の連続ドラマ初主演作。「うれしさと同時に、頑張らなきゃという思いが強いですね。そんな作品に麦ちゃんや共演経験のある人がいてくれるのはちょっとだけホッとします。だからこそ、本当に面白いドラマにしたいですね」
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