「きみが心に棲みついた」劇中“ちょいエロ青年漫画”を甘詰留太が監修

2018/01/06 06:00 配信

ドラマ

左から漫画家・スズキ次郎役のムロツヨシ、作画・漫画監修を務める甘詰留太、スズキの担当編集者・吉崎幸次郎役の桐谷健太(C)TBS

1月16日(火)よりTBS系でスタートする火曜ドラマ「きみが心に棲みついた」(毎週火曜夜10:00-10:54※初回は10:00-11:09)の劇中漫画監修として、「ナナとカオル」などで知られる漫画家の甘詰留太が参加することが決定。このたび撮影現場を訪れた甘詰が、漫画編集者役の桐谷健太と漫画家役のムロツヨシと交流した。

本作は自分に自信が持てず、挙動不審になってしまう主人公・今日子(吉岡里帆)が、厳しさの中にも優しさがあふれる漫画編集者・吉崎(桐谷健太)と、爽やかな顔の裏に冷酷さを隠し持つ大学時代の先輩・星名(向井理)の間で揺れ動く三角関係ラブストーリー。

一方で、普段はオドオドとしてしまう今日子が、勤務する下着メーカーの仕事では別人のように意欲的に取り組むさまも見どころになっている。

そんなドラマ本編と連動して進んでいくのが、吉崎が担当する漫画家・スズキ(ムロツヨシ)が描く、ちょいエロ青年漫画「俺に届け 響け!」。

ドラマの序盤では、劇中作の主人公が下着メーカーに就職することになり、吉崎とスズキが取材のため今日子の会社を訪れることで、本編のストーリーが大きく動いていく。その本編の流れを受けて劇中作が作られていくことになる。

そのため、劇中作は単なる吉崎・スズキの職業を表現するツールではなく、ドラマそのものに影響を与える重要な存在になっている。

その劇中漫画の作画、そして漫画監修を「ナナとカオル」や「年上ノ彼女」などで知られる甘詰留太が担当する。ちょいエロ青年漫画といえば、名前を思い出す人も多い彼の描く特徴的な女性キャラクターの表情やボディーラインを、編集部やスズキの仕事場シーンで確認することができる。

作品が何度も映像化されている甘詰だが、自身の漫画が原作ではない映像作品に関わり、作画や監修を務めるのは初めてのことだ。先日、スズキの仕事場のシーンの撮影現場を訪問。そのときの感想を甘詰、桐谷、ムロが語った。

甘詰留太のコメント


ボクの漫画も映画やビデオにしてもらったことあるのですが、作品の“中”に自分の絵があるのは初めてで、恥ずかしいです。しかも作中で的確なダメ出し…うう、分かってます! 精進します!!

「俺に届け 響け!」の画に関して、メグのプロポーションに関して妥協なき打ち合わせを重ねまして。女性視聴者が多いと思ったので“男のファンタジー”をむき出しに描いていいものか迷ったのですが…。

先日収録現場にお邪魔したのですが、ムロさんがボクの漫画を知っていてくれて、がっちり握手させてもらいました。桐谷さんは、男がほれる男前ですね…二人の掛け合いがテイクを重ねるたびに確実にカチッとかみ合っていくさまは「プロだ!」と思わされました。

桐谷健太のコメント


僕が演じるのは漫画編集者で、第1話からネーム(漫画のストーリーや構図を決めるための絵コンテのようなもの)を読むシーンなんかがあります。ちょいエロ青年漫画というコンセプトを聞くだけじゃなくて、甘詰先生の画が実際に目の前にあってそれを見ながらお芝居できるのは、演技の大きな助けになっていますね。本当に感謝しています。

ムロツヨシのコメント


甘詰先生が僕の演じるスズキの画を描いてくださるということで、とてもうれしく思います。偶然なんですが、少し前に先生のドキドキするちょっとエロい感じの漫画「ナナとカオル」を読んでたんです。すごくエロいわけじゃなくて、ちょいエロなのがいいですよね。だから非常にうれしく思ってますし、ありがたいです。その興奮のままに演じたいと思っています。