再び12人が揃うと、次は奥村の挨拶へ。センターとしてグループを引っ張ってきた“ののた”こと奥村野乃花がグループ卒業を発表したのは、2017年10月21日、ツアーファイナルでの事。人気メンバーの突然の卒業発表はファンに衝撃を与えたものの、「新しい道に進み、色々な事を勉強したい」「未来に向かった明るい卒業なので背中を押してほしい」という奥村の言葉に、ファンも温かい拍手で応えていた。
この日は元虹コンの同期、重松佑佳、木下ひよりも駆けつけ、「卒業おめでとう」の言葉と共に奥村に花束をプレゼント。さらに、同い年で虹コンの名物コンビとしてグループを盛り上げたてきた的場華鈴からも花束を受け取った。
芸能界を離れる奥村にとってはこれが本当のラストステージ。「入った時は13歳で、もうどうしようもないくらい子供だったけど、みんなに支えられて楽しく過ごす事ができました!」と涙を堪え、笑顔を見せる奥村。「アイドル人生最後の曲は、この曲にしたいなって決めていました」と告げた曲は、「やるっきゃない!2015」。前へ進む勇気と第1歩を綴った歌詞は、これからの奥村自身、虹コンの未来にふさわしいラストソングだった。
長い長い拍手を送られながら、「皆さん、本当にありがとうございました!!」と力いっぱいの声で応えた奥村は、笑顔でステージを去っていった。
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