1月18日(木)夜9時からテレビ朝日系で放送スタートする「BG~身辺警護人~」で、ボディーガードを演じる木村拓哉。抜群のボディーガードセンスを見せる木村を警備監修を務める古谷謙一氏が大絶賛した。
同ドラマは井上由美子が脚本を手掛け、武器を持たずに丸腰で警護対象者を徹底的に護る民間の“BG=ボディーガード”に木村が挑戦している。放送を前に、民間のボディーガードがどのような仕事をしているのか、警視庁のSP(セキュリティー・ポリス)との違いは何なのか…など、ドラマをより楽しめるためのポイントを解説する。
古谷氏によると、ボディーガードは「クライアントからの依頼を受け、ある脅威からその人の生命・身体・財産を護るというのが主な仕事」だそう。エンターテインメント業界もさることながら、政財界の要人や企業のオーナーなどからストーカー被害に遭っている一般の方まで、幅広い依頼を受けて任務に就いているという。
では、警視庁の“SP=セキュリティー・ポリス”と“ボディーガード”の違いとは? 古谷氏は「最も大きな違いは組織力。警視庁だけでも4万人以上いる警察官が一丸となり、警察という組織として首相や大臣を守ります。対する、民間のボディーガードはやはり少人数なので、そこは大きな違いですね」と解説する。同ドラマでも、日ノ出警備保障に所属する木村演じる章たちは5人という少数精鋭部隊で、依頼人を守る戦いの日々をリアルに描いていく。
さらに、ボディーガードは相手を撃退するための殺傷能力がある武器を持つことができないことも特徴のひとつ。命の危険にさらされるかもしれない現場に、武器を持たずに丸腰で挑まなくてはならないボディーガードたちは、まさに命がけで日々の任務を遂行しているのだ。
解説してくれた古谷氏は、同ドラマで警備監修と撮影現場の警備も担当。木村ら身辺警護課のメンバーたちのボディーガードとしての所作や動きなどを現場で確認も。そのため、木村たちが古谷氏に細かく動きの確認をしている場面も多いんだとか。そして、「みなさんに一番多く聞かれるのは目線に関して。車から降りるとき、階段昇り降り、扉を開けるとき…どこを見るのが正しいのか、目線をどこに置くのが正しいのか、そういった質問をいただきました」と古谷氏は明かす。
クランクイン前の警備研修では、車の乗り降りや移動の際の歩く配置に関してもレクチャーしたそうで、「みなさん難しいとおっしゃっていました。普段しないような動きばかりですから、しょうがないですよね(笑)」と裏話を語ってくれた。
そんな古谷氏は、木村の“ボディーガードセンス”に感服しているようで、「木村さんはもともといろんなことに気がつくし、観察もしている。わずかな違いや変化に気がつける方なので、ボディーガードとしての素質があると思います!」と大絶賛。現場で古谷氏が要求する高水準な内容にも適応しているという。
「このドラマがボディーガードの教本ビデオになれるように頑張ります!」と意気込む木村を筆頭に、リアルさを追求した「BG~身辺警護人~」。キャスト陣が懸命に挑んでいる本格的なアクションにも大注目だ。
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