1月21日のライブをもってグループからの卒業と芸能界引退を発表したももいろクローバーZの有安杏果が15日、動画配信サービス・AbemaTVのニュース番組「AbemaPrime」(毎週月~金曜夜9:00-11:00、AbemaNewsチャンネル)にメンバーとともに生出演。ファンに向けて率直な思いを語った。
有安は0歳から芸能界で活動しており、ももいろクローバーZの全身・ももいろクローバー結成翌年の‘09年に加入。歌唱力に定評があり、’17年にはソロアルバムも発表するなど活躍している。15日、自身のブログで「普通の女の子の生活を送りたいという想いが強くなり、わがままを受け入れてもらいました」とグループ卒業・芸能界引退を発表した。
この日、ガラス張りのスタジオ前には多数のファンが集結。有安は開口一番、「ファンの皆さんに囲まれて話すのは(卒業発表後)今が初めてなので、ドキドキしています。突然の発表になってしまって、本当にすみません」と、集まったファンに向けて深々と頭を下げた。
卒業はかなり前から考えに考え抜いた結論だったといい、「ファンの方に(卒業を)言えないというのは本当に苦しかった。(発表から卒業まで)1週間しかないというのが、やっぱり…本当に急で」と言葉を詰まらせた。電撃発表になったことについては、リーダー・百田夏菜子が「ありがたいことに本当にいろんなお仕事をさせていただけて、大人の事情とかもありつつ会場の関係もあって、どうしても今日にね、なってしまったんです」と有安をフォローした。
メンバーには、卒業の意思を昨年のうちに打ち明けた。その時を振り返り、佐々木彩夏は「(卒業を聞いたときは)いろいろ話をしました。杏果の同世代として杏果の気持ちもわかるし、わたしたちの周りも就活している子も多いので、そういうことを考える時期ではあるのかなと思う」、玉井詩織は「聞いたときには動揺もしましたし、できることなら5人で続けていきたいとも伝えたんですけど、それよりもやっぱり杏果の人生もこれから先長い。ずっと一緒にやってきたからこそわかる部分もあったので、尊重したいなという気持ちはありました」。
高城れには「来週から4人になるっていう実感がわかないんですけど、きょう一日いろんな方とご挨拶できたり、杏果の口からいろんなことをまた新たに聞けたりして、明るく送り出したいっていうのも思ったし、5人でいられる一週間は大事にしたいなと思いました」と、それぞれ葛藤を乗り越えてこの日を迎えたことをうかがわせた。「(卒業の意思を聞いて)1時間半言葉が出なかった」という百田は、「話し合いのときも、思うことを他のメンバーが話してくれてるのを私は1時間半黙って聞いていて、自分の中で徐々に前向きに持っていけたかなぁって」と心中を振り返った。
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