2月17日(土)夜9時からNHK BSプレミアムで放送される、スーパープレミアム スペシャルドラマ「荒神」の試写会が行われ、内田有紀、平岳大、平岡祐太、柳沢慎吾、大地康雄が出席した。
同作は宮部みゆきの「荒神」が原作で、関ケ原の戦いから100年たった太平の世に突如現れた、怪物と人間たちの死闘を描くエンターテイメント時代劇。
内田演じる朱音は、村人たちから慕われ幸せに暮らしているが、怪物の襲来により暗い過去を思い出すという役どころ。
内田は「共感できる部分があったりなかったりするのですが、朱音のことを尊敬します。宿命にあらがいながらもあらがえず、それを全うしていく。憧れます」と自身の役について語った。
曽谷弾正を演じた平は撮影期間が短かったそうで、「思い出といえば慎吾さんの無駄話」と冗談交じりにあいさつ。
村人から恐れられるヒール的な役だが、「弾正には暗い過去があり、弾正にも理由があってこうなってしまった、という部分を色濃く表現しようと思いました」と役作りを工夫した様子だった。
「監督が厳しくて…」と明かしたのは榊田宗栄役の平岡。「怒られると“コノヤロー!”と思って、その気持ちで怪物に向かえたところがあります。監督がいい意味で役者を追い込んでくれました」と話す。
菊地圓秀を演じる柳沢は「今日の朝、北海道から東京に着きました!」と元気にあいさつ。共演者1人1人に丁寧に絡みながら、撮影を振り返った。中でも平岡には、撮影中いろいろごちそうしたことをこの場に来て思い出したと話し、「あとで返してください」とその場で催促。会場の笑いを誘った。
鉄砲撃ち・源一役の大地は「本物の火縄銃が重くて…」と撮影での苦労話を披露。孫を演じた子役からは撮影以外のところでも慕われたそうで、役としても「子供から大切なことを教わることが多かった」と明かした。
同作は最新のVFXを駆使して描かれた怪物も大きな見どころとなっている。撮影終了後、編集作業には4カ月もの時間がかかったといい、出演者らがスタッフをねぎらっていた。
内田は「時代劇の中にこれだけ滑らかなVFXが共存して…」と完成した映像を見て驚いたよう。「これから(VFXなどを使用し、目の前にないものに向かって演じる)こういう撮影も増えていくんだろうなと思い、勉強になりました」と話した。
また、会見中にずっと場を盛り上げていた柳沢は、役について聞かれ「早とちりなところが自分と似ている」と回答。
その後、コメント中ずっと「圓秀」ではなく「しゅうえん」と自身の役名を間違えていたことを指摘され、「今朝北海道から帰ってきたばかりだから、疲れてるのかな」と苦しい言い訳をしていた。
会見の最後には「たくさん書いてください!」と記者に懇願。柳沢は退場の際に記者らに投げキッスをし、おなじみの「あばよ!」の決めぜりふとともに、会場を去っていった。
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