寄席や独演会をはじめ、テレビ、ラジオ、雑誌などでも活躍中の落語家・春風亭一之輔。2001年に春風亭一朝に入門、2004年に二ツ目に昇進、そして2012年に21人抜きの大抜擢で真打昇進を果たした若手実力派だ。アドリブ満載の落語は、あの人間国宝・柳家小三治も認めるほど!
そんな一之輔が出演する「春風亭一之輔 冬の毒炎会2018」(夜6:00-7:30、TBSチャンネル2)を2月24日(土)に送る。さらに、これまで春・夏・秋に行われた“毒舌”満載、“炎上”覚悟の“毒炎会”を2月4日(日)に一挙放送!
まず夜6:00-夜8:00は、2017年3月29日に東京・深川江戸資料館で行われた「落語 春風亭一之輔 春の毒炎会2017 完全版」。一之輔自身が高校時代に落語を見に通い詰めた思い出の場所で、「千早ふる(ちはやふる)」「子別れ(こわかれ)」を生中継で披露した。また番組では、中継では放送できなかった落語ファン必見の貴重な映像もたっぷり追加した完全版として送る。
続いて夜8:00-夜9:30は、「落語研究会」(毎月第3日曜、TBS系)でおなじみの場所、東京・国立劇場で2017年6月21日に開催された「落語 春風亭一之輔 夏の毒炎会2017」。自身が出演した2017年4月放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK総合)の内容に触れ、「ナレーションが悩んでもない自分を悩んでいる風に仕立てる」「寄席でも『待ってました! プロフェッショナル!!』とはやされましたよ」と毒舌たっぷりのマクラで会場を沸かせた。この日は夏にふさわしい「鰻の幇間(うなぎのたいこ)」、演じる落語家によって印象が異なる大ネタ「らくだ」を全身全霊で演じた。
そして夜9:30-夜10:50は「落語 春風亭一之輔 秋の毒炎会2017」。2017年9月20日に東京・深川江戸資料館で収録した“毒炎会”を送る。マクラでは夏に家族で行った鹿児島・指宿(いぶすき)の思い出を毒舌交じりに披露した後、上方落語を基に作られたという「天狗裁き(てんぐさばき)」で笑いを誘った。そして2本目は「茶の湯」。東京・根岸に居住を構える某一門をイジりながら、普段の独演会よりはやや多めの“毒舌”で観客を魅了した。
一見するとクールな表情や物腰だが、高座に上がるとある種の“毒”を含んだ強烈な“笑い”が繰り出される芸風の一之輔。“落語好き”はもちろん、初めて落語を見る人にもお薦めの落語家だ。なお、「春風亭一之輔 冬の毒炎会2018」のリポートは2月中旬に掲載予定。
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