――美雪役の綾瀬はるかさんとは初共演だと思いますが、一緒にお芝居をされての感想は?
撮影の初日から美雪姫としてその場にいてくださったので、健司としてはとてもお芝居がやりやすかったです。でも、意外だったのは、綾瀬さんは意外と人をいじる方なんですよね。僕もいろいろあだ名をつけていただいたんですが、それがどんぴしゃというよりも、雨に濡れている僕に対して“濡れ健”と呼んだり、意外とシンプルなもので(笑)。それを含めて、とても楽しい方でしたし、綾瀬さんがいらっしゃると現場が華やかになるので、そういう特殊なオーラを持ってらっしゃる方だと思いました。
――健司と美雪が織りなすラブストーリーが物語のメインではありますが、ほかにも個性的なキャラクターがたくさん登場します。特に映画会社の看板スターを演じてらした北村一輝さんが印象的でした。
北村さんは突っ走られていましたよね(笑)。かなり飛ばし気味の役だったと思いますけど、まったく違和感がなかったのがすごいなと思いました。たぶん、ご本人が一番楽しんで演じてらして、北村さんがそのまま映画スターの俊藤龍之介だったような気がします(笑)。
――本当ならば出会うはずのなかった健司と美雪の恋。お姫様である美雪は最初、わがまま放題な感じがしますが、坂口さん自身は女性のわがままをどの程度許せますか?
美雪のようにちゃんと理由があれば、意外と何でも許せる気がします。しかも、自分があこがれていた人から「おまえと一緒にいたかったから、触れられないんだ」なんて言われたら、それまで傘で殴られたり、ボコボコにされていたことなんて帳消になりますよね(笑)。実際、その瞬間に美雪のことがよりかわいらしく見えたし、健司の中でも美雪に対する愛おしさが増したんじゃないかと思います。そんな二人の切なくも愛おしいラブストーリーを、ぜひ劇場で楽しんでください!
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