春風亭一之輔、本業の落語で“毒舌”を浴びせる!

2018/02/17 12:00 配信

バラエティー

春風亭一之輔は「加賀の千代」と「鼠穴」を露披


2012年に21人抜きで真打に昇進し、注目を集めた若手実力派落語家・春風亭一之輔。落語家としてはもちろん、最近では雑誌やラジオ、音楽プロデュースなど多方面で名をはせ、活動の幅を広げている。

そんな一之輔の毒舌たっぷりの落語を収録した「春風亭一之輔冬の毒炎会2018」が、2月24日(土)にCS放送・TBSチャンネル2にて放送される。春、夏、秋に続く今回は、1月中旬に東京・国立劇場小劇場で行われた独演会を収録したもの。残念ながら放送はされないが、会場では一之輔の他、二つ目の落語家・三遊亭歌太郎、三味線漫談家・立花家橘之助も登場した。

注目の二つ目落語家・三遊亭歌太郎は古典落語「がまの油」を


開口一番は、昨年に「NHK新人落語大賞受賞」を受賞した歌太郎。自身が前座時代にしていたアルバイトの毒づいた話などで会場を温めた後、一之輔に稽古をつけてもらったという往来の商いの噺(はなし)「がまの油」を披露。一番の見せ場である「がまの油」の口上では会場からたくさんの拍手が起こり、盛り上がりをみせた。

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続いて、一之輔が登場。時節柄、クリスマスや正月の内容を盛り込んだマクラをたっぷり20分話した後、「奥さんはすごい!」という内容の古典落語「加賀の千代」を。一之輔ならではの口の悪い甚兵衛とちゃめっ気たっぷりのご隠居さんのコミカルなやり取りが、笑いを誘った。

三味線漫談家・立花家橘之助は正月興行の裏話で笑いを誘った


仲入り後は、昨年の11月に襲名したばかりの橘之助。普通の寄席ではできない少し長めの「たぬき」を歌太郎の鳴り物と共に三味線で演奏した。さらに、今年1年いいことがあるようにとの願いを込めて踊りを披露する一幕も。

最後は一之輔の「鼠穴」。一之輔流にアレンジした語り口でたっぷり30分、聞かせる人情噺で会を締めた。普段よりも“毒”が多めの“毒炎会”をぜひ映像で!