テレビ朝日系では、2006年4月に放送開始した「警視庁捜査一課9係」が一新し、井ノ原快彦主演のドラマ「特捜9(ナイン)」(毎週水曜夜9:00-9:54)として4月よりスタートすることが決定した。
昨年放送された12年目のシーズンでは、加納倫太郎(渡瀬恒彦)に率いられ、盤石のチームプレーで難事件を解決してきた警視庁捜査一課9係だが、係長の倫太郎が内閣テロ対策室に派遣されたことでチームは解散、9係メンバーはバラバラになった。
しかし、1年間の空白期間を経て、神田川警視総監(里見浩太朗)は、初動捜査から送検まで早期の事件解決を目指す独立した「捜査班」結成を指示。そのメンバーとして浅輪直樹(井ノ原)ら“元・9係”のメンバーが再結集することに。
井ノ原演じる直樹を中心に小宮山志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、村瀬健吾(津田寛治)といった個性的な元9係メンバーが再び難事件に立ち向かう。
また、元9係メンバーを特別捜査班として率いる班長・宗方朔太郎を寺尾聰が演じることに。宗方は警視庁人事課に勤務していたが、数年前のとある事件を機に退職。
今回、神田川警視総監による説得に応じて復職するが、そこには“ある理由”が隠されているなど、謎多き班長だ。
そして今回は直樹が主任となり、倫太郎の娘・倫子(中越典子)とついに結婚するなど、メンバーそれぞれが抱える人間ドラマにも注目だ。
井ノ原は「こうして集まることが出来たことは単純にうれしいですね」とコメントし、吹越は「去年スーツ作ってもらって、わざとAOYAGEと間違った名前も入れてもらった。このネタを『season12』では使えなかったので、使うことなく終わっちゃっていた可能性があったんです(笑)。やっと今回使えると思うと、これまたすごくうれしいですね(笑)」と裏話を明かした。
さらに、メンバー5人は全員が寺尾と初共演となる。羽田は「寺尾さんがこれまでとは違う形で私たちを包み込んでくださるような期待感があります」とワクワクしている様子。
田口は「長年一緒のメンバーがいる、こういう現場に入ってくるわけですから、寺尾さんとしても複雑な気持ちで『よし、分かりました、やります』と来てくださるのだと思います。そこで僕らがどう一緒に作っていけるかだろうし、それが面白い方向に行ってくれるとまた面白いドラマになると思うので楽しみにしています」と期待の気持ちを明かした。
津田も寺尾との共演について「人への思いがとても深い方だと思うんです。そういう方が自分の思いをプラスアルファして僕らと関わってくれたときにどんな化学反応が起きるのか、すごく楽しみです」とそれぞれ意気込みを語った。
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