シャーロック・ホームズを小学生の時にすごく読んできました。日本版のプロジェクトに参加できるのは楽しみで光栄でした。僕は、刑事の柴田という役ですが、柴田は日本オリジナルの要素です。
滝藤さんとのコンビネーションもすごく楽しいですし、作品の中で関係性の変化や成長も良く描かれていると思います。
竹内さんが魅力的なシャーロックを演じられていて予想がつかないことをしてくるので、一生懸命柴田が柴田で居られるように頑張りました。滝藤さんとコンビがやれるだけでも贅沢なのに滝藤さんは同じ目線で考えてくれるので、大好きになっちゃいました。
シャーロック・ホームズの小説は小学生の頃からほぼ全作読んでいると思うのですが、その世界観に自分が参加できる、これ以上の喜びはないなと、びっくりしたのと同時に本当に嬉しかったです。
健人という役は、シャーロックのお兄さんという役で、シャーロックからしても頭がいい、憎たらしい、機転が効くという役柄です。和都さんはちょっとテンポがずれてて愛くるしい、健人としては、そこがいじりがいがあって、和都さんがシャーロックや社会の間でいいクッションになってくれるというキャラクターです。
それを貫地谷さんが自然に的確に演じられていたので、本当に素晴らしい女優さんだと思います。竹内さんは普段のご本人のイメージとは違ったのですが、現場でお会いしたら完全にシャーロック・ホームズになっていましたね。
相当同化させていく努力をされたと思います。あらためてすごい女優さんだなと思いました。
舞台を日本にしてシャーロックを女性にするのは、とても大胆な変更ですけど、チャレンジングだし、意義のある設定の変更だなと思いました。今回の作品は人が「えっ」て思うような大胆なところがあると思うのですが、そういう作品を海外に出していくというのは、作品のクオリティーが高くないと成り立たないと思います。
予想もつかない何かが起こりそうな、反応が来そうな、そんな感じに今からワクワクしています。
竹内さんはあんなに美しいのに、サバサバしていてすごく男前な人です。
でも、お芝居に関してはすごく緻密で、パーフェクトに仕上げてらっしゃるのがすごいなと思って感心しました。貫地谷さんは竹内さんとは対照的に自由人で感覚派。
自分の中に生まれる役柄の感情をすごく繊細に、正直に見つけようとする感じの演技者だなというのが感じられて、でもご本人は、のほほんとしてオープンマインドな人で、貫地谷さんのおかげで現場でもすごくリラックスして話したりできて楽しかったです。
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