放送中の連続テレビ小説「わろてんか」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。藤吉(松坂桃李)亡き後、葵わかな演じるヒロイン・てんが女社長となり、芸人300人を抱える日本最大の寄席チェーンとなった北村笑店を支えている。
第19週(2月5日〜)では、そんなてんの発案で生まれた漫才コンビ“ミスリリコ・アンド・シロー”の奮闘が描かれた。そして、2月20日放送の第117回では、やせようとして断食した四郎(松尾諭)が倒れてしまい、リリコ(広瀬アリス)が看病をすることに。犬猿の仲だった2人の甘い(?)展開に、SNS上では「リリコとシローの恋の行方が楽しみ」、「リリシロかわいい!」などの声が相次いだ。
四郎を演じる松尾諭は、「ひよっこ」(2017年)に続く、2作連続の“朝ドラ”出演。「ひよっこ」では、バスの車掌・次郎を演じていた。「次郎」から「四郎」へ──独特の存在感が光る松尾にインタビューをし、本作の見どころや撮影現場でのエピソードを聞いた。
──「わろてんか」のオファーを受けた時、どう思われましたか?
「えっ?」って思いました(笑)。 朝ドラや大河ドラマは連続で出演できないイメージだったので、「いいんですか?」と。ありがたいですね。
──“朝ドラ”ならではだと感じることを教えてください。
特に、地方に行った時の反響がすごいんです。役名で声を掛けられることが多いですね。もう少ししたら、(「わろてんか」を撮影している)大阪の街を歩けないくらいになるんじゃないかな(笑)。
──松尾さんのお父様は初め、松尾さんが俳優をされていることに否定的だったとうかがいました。
そうですね。でも、初めて“朝ドラ”(「てっぱん」2010年)に出演した時に、深夜2時ごろ、父から突然電話がかかって来まして。「お父さん今、会社の人と飲んでて、ちょっと(電話を)代わるから!」と(笑)。父は無口なタイプでそんな時間に電話してきたことなんか無かったので、母親に何かあったのかなと思ったんです。そうしたら、父とは思えないハイテンションで…。当時はムカつきましたけど、今になって思えばありがたいことですよね。あとは、親戚が増えました。そのあたりが“朝ドラ”に出るようになって感じた、反響でしょうか(笑)。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)