「トドメの接吻」荒井敦史インタビュー 「鮫島は“嵐のような人間”です」

2018/02/23 06:00 配信

ドラマ

いち視聴者としてドラマを見ていたという荒井敦史は、「見ていた世界に入るのは不思議な感覚」と告白


「ドラマの世界に自分がいることが不思議」


――先ほどからお話にも挙がっている山崎賢人さんや、新田真剣佑さんなど、世代の近いキャストの方々がご出演されていますが、共演されてみての印象はいかがですか。

やっぱりみんなカッコいいですね。どの目線なんだって話ですが(笑)。舞台やドラマ、映画でも、結構同世代と共演することはありますが、こういう作品だからこそ、それぞれのキャラクターの個性というか、オーラがありましたね。

僕自身、まさか出られるとは思っていなかったので、一視聴者としてこのドラマを見ていたんです。なので、見ていた世界の中に今自分が入っているという、不思議な感覚があります。

演じていて、「同じ世界にいることに感慨深いものがあるな~」って思いながらやってますね。みんな同世代の、勢いがあって、素敵な俳優さん、女優さんたちばかりなので、見ていて面白いですし、勉強になりますね。

――出演が決まる前からドラマをご覧になっていたとのことですが、視聴者としてご覧になっていた時に抱いていた本作の印象はどのようなものでしたか。

1話の衝撃は結構すごかったです。「これからどうなるんだろう?」というのももちろんですが、この仕事をやっているせいなのか、「絶対タイムリープの撮影大変だろうな」と思いましたね(笑)。

1話は特に、何回も同じ時間を巻き戻っていくじゃないですか。結構物語が進んだなと思ったら、またキスで最初のシーンに戻って…という。それを見ていて「(同じシーンを何度も撮影するのは)大変だな」という役者ならではの感想もあれば、「純粋に見ていて楽しめたな」という思いもありました。

(2/18放送の)7話も見ましたが、1話を見た時の印象と比較すると、(旺太郎を支える側と尊氏を支える側の)派閥のようなものが出来て、さらにサスペンス色が増した感じはしました。また、タイムリープの要素によって事件が解決するというか、物語が進んでいくのは面白かったですね。

――逆に、実際に現場に入ったことで印象が変わった部分はありましたか。

鮫島を演じる役者として、ちゃんと「鮫島として現場にいよう」と思っていたんですが、普通に「この後どうなっていくんだろう」っていう(視聴者的な目線になっていました)。

ドラマ本編で鮫島が過ぎ去った後もそうですし、「トドメのパラレル」(Huluにて配信中)ではいきなり尊氏がホストになるっていう展開もありますし(笑)。印象としては、「またさらに楽しみになったな」という感じです。物語の中に入ってその世界観を味わいながら、さらにドラマを見ることができるというのは、すごくお得ですよね。