「トドメの接吻」荒井敦史インタビュー 「鮫島は“嵐のような人間”です」

2018/02/23 06:00 配信

ドラマ

荒井敦史は、もしタイムリープできたら「この世界に入らなかった自分を見てみたい」と明かす


中学生の頃にタイムリープしたい理由は?


――“タイムリープ”が物語の根幹となっている本作ですが、荒井さんご自身がタイムリープしてしまったら、やり直したいことはありますか。

7日前に限らず戻れるとしたら、芸能界に入る前戻ってみたいなというのはありますね。僕は中学3年生の終わりにこの世界に入ってきたんですが、「もしこの仕事をしていなかったら、今頃は何をやっているんだろう」っていう、それが気になります。

子供の頃って、やっぱりみんなスポーツ選手になりたいという夢があるじゃないですか。僕もすごくベタですけど、「サッカー選手になりたい!」と思ってずっとサッカーしていたんですが、友達がJリーグのあるクラブチームのユースに入って、ユースの日本代表にまでなった瞬間に、「上には上がいる」と思って辞めてしまいました(笑)。

中学3年生の時にそうやって現実を突きつけられて、気が付いたらこの世界にいました。また難しい世界に来ちゃったんですけど(笑)。なので、中学2年生くらいに戻れたら、どんな人生を送っていたのかは見てみたいですね。

――今クールでは「モブサイコ100」(テレビ東京ほか)にレギュラー出演されるなど、ますます活躍の幅を広げていらっしゃいますが、今後演じてみたい役柄はありますか。

そうですね…、単純に演じたことがないという点で言えば、サイコパスな犯罪者の役もやってみたいです。また、これまで何回か“オネエ”っぽい役はやったことがあるんですが、身長の高さを生かして、よりリアルなオネエのキャラクターを演じてみたいですね(笑)。

最近ご飯を食べにいった時、肘をついて(身振り手振りを交えて)喋っていたら、“オネエ友達”が多い人から、「もうちょっと研究したイケるんじゃない?」って言われたんです(笑)。どういう研究なのかわかりませんが、作品によってはすごくスパイスになる役どころですし、そういう役も気になります。

あとは、周りの年齢にもよりますが、もう一回くらい学生を演じてみたい思いはありますね。最近はリアルな高校生が高校生役を演じることが多いので、僕が出ると一人だけあまりにデカくなって、「あれ、この人本当に高校生かな?」となっちゃうかもしれませんが(笑)、ぜひやってみたいなと思います。

――最後に、役柄の見どころなども含めて、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします!

7話に登場した鮫島を見て、「こいつは何者なんだ?」と思っていた方は、8話を見て「なるほど、そういうことね」となると思います。物語をかき回すというか、旺太郎を翻弄するポジションとして出てきますが、さらに「トドメのパラレル」では、「え…、この人何だったの?」となるかもしれません(笑)。

賢人のファンの方だったら、「何か知っている顔が出てきたな」と思われる可能性も無きにしもあらずですが(笑)、純粋に「変なヤツが出てきたな」と思って、鮫島に注目して見てもらいたいです!

7話の意味深なカットのワケが、8話でついに明らかに!


あらい・あつし/1993年5月23日生まれ、埼玉県出身。ドラマや映画、舞台など幅広く活躍。現在放送中の「木ドラ25 モブサイコ100」(テレビ東京ほか)に出演。また、ドラマ「水戸黄門」(2017年、BS-TBS)では、格さんこと渥美格之進役に抜擢される。

主な出演作に、ドラマ「忠臣蔵~その男大石内蔵助」(2010年、テレビ朝日系)、「濃姫」(2012年、テレビ朝日系)、「GTO」(2014年、フジ系)、ドラマ・映画「笑う招き猫」(2017年、TBS系)、映画「リアル鬼ごっこ4」(2012年)、「悪の経典」(2012年)、「ズタボロ」(2015年)、「脳漿炸裂ガール」(2015年)、映画・舞台「真田十勇士」(2016年)、つかこうへい七回忌公演「新・幕末純情伝」(2016~2017年)、「里見八犬伝」(2014年、2017年)など。また主演映画「神様の轍」が3月17日(土)より公開予定。