テレ東・片渕茜アナが鑑定してほしいお宝とは?―「開運!なんでも鑑定団」インタビュー

2018/02/28 09:00 配信

バラエティー インタビュー

「開運!なんでも鑑定団」に出演中の片渕茜アナウンサーへインタビュー


依頼人が持ち込むお宝に鑑定士が値段をつけていく、テレビ東京の名物番組「開運!なんでも鑑定団」(毎週火曜夜8:54ほか、テレビ東京系ほか)。

この番組で2016年10月から3代目アシスタントを務めている、テレビ東京の片渕茜アナウンサーにインタビュー。1994年の番組開始以来、テレビ東京アナウンサーとしては初のレギュラー出演者である片渕アナに、番組への思いや収録での裏話、アナウンサーとして意識していることなどを聞いた。

――まず、番組のアシスタントに決まった際の感想をお聞かせください。

2016年4月に入社して、一番初めに決まった番組がこの「鑑定団」でした。この番組は、私が担当になるまではテレビ東京のアナウンサーが一度も携わったことのない番組でして、この番組を希望するどころかその選択肢すら頭になかったので(笑)、お話を頂いた時は驚きました!

――「小さいころから見ていた番組」とお伺いしました。

よく見ていました! 私は佐賀出身なのですが、佐賀だと番組販売の関係で、フジテレビ系列のサガテレビでも放送されているんです。ですので、小さいころはてっきりフジテレビの番組だと思っていて(笑)。その後、アナウンサーとして就職活動をしていたときに、「『鑑定団』ってテレビ東京の番組だったんだ…!」とびっくりしました(笑)。

この番組は私の祖父母がいつも見ていて、家に行くとよく流れていた思い出があります。

――番組への出演が決まった時はご祖父母も喜ばれていたのでは?

喜んでくれていましたね。今では、「前から見ている番組に孫が出ているのが不思議な感じ」と言われます。

実は「鑑定団」は佐賀だとすごい頻度で放送されているんです。サガテレビで週に2回あって、テレ東系列のTVQ九州放送でも週に2回、それにBSジャパンでも流れているので、もうしょっちゅうという感じで。やっぱりご年配の方が多い地域だと「鑑定団」の印象は強いですね。

――佐賀に帰られた際は、ご近所の方などにもよく声を掛けられますか?

どうですかね?(笑) でもこっち(東京)で中継やロケでよく商店街に行くのですが、そこで街の方々に「あっ、『鑑定団』の子だ!」と言われるようになりました。まだ番組に携わって約1年半なのですが、覚えていただけているのがうれしいです。

――長く愛されている「鑑定団」ですが、片渕アナから見た番組の魅力は何ですか?

出演者の私たちとしては多くの依頼人の方を迎えてきましたが、依頼人の方にとってはまさに一生を懸けてお越しいただいています。先日も、亡くなった旦那さんが最期に握りしめていた時計をお守りとして身に着けて、奥さまが鑑定団にいらっしゃいました。そういったいろいろなエピソードや思いが一人一人にある中で、お宝に高額がついてスタジオ全員で喜ぶこともあれば、容赦なくシビアに値段を鑑定することもあるところが面白い部分なんだと思います。

また、いろいろなお宝を見てきましたが、それでもやっぱり高いか安いかが分からないんですよね(笑)。それも面白さの一つです。

――番組の担当になった際、ブログで「骨董品は特に詳しくない」とおっしゃっていましたが、約1年半経ってお宝の見方の変化はありますか?

どうですかね…やっぱり分からないんですよ(笑)。でも、以前よりは少しだけ、「これはちょっと高いかも?」なんて感じることもあります。実は今日の収録(※2月27日放送回)でも“うずくまる”という信楽焼(しがらきやき)が登場したのですが、あれは私でもオーラを感じましたよ! でも、この間は「色の塗り方が雑ですよね」とコメントした鉢が300万円にもなって。やっぱり分からないですね(笑)。

ただ、鑑定士の方々の解説の中では、お宝のどういう部分に目を付けて判断すればいいのかというお話もあるので、どこをポイントに見たらいいのかということに関しては少しずつ得られ始めています。

――プライベートでも博物館や美術館に行かれますか?

ちょこちょこ行きますね。自分では今まで行かなかったようなタイプの展示も、番組を担当してから興味を持つようになりました。

でも、番組のプロデューサーからは「あんまり詳しくなられたら逆に困るから行くな」と言われますけどね(笑)。