舞台「春を待つトイレの花子さん」が2月28日(水)~3月4日(日)、東京・サンモールスタジオで上演される。そこで、主演の松山まみに舞台の見どころなどを聞いた。
「春を待つトイレの花子さん」は、生前犯した罪によって「トイレの花子さんの刑」に処された“トイレの花子さん”たちが、償いのため「この世の学校でイジメられている生徒を1人でも救う」ために奮闘する物語。
――初めに、舞台「春を待つトイレの花子さん」と、松山さんが演じられる役の紹介をお願いします。
イジメをテーマにした、あの世とこの世のお話で、私はオバケの“トイレの花子さん”役です。「この世からイジメを撲滅しよう」という形で、イジメ問題に切り込んでいくような内容になっています。
――松山さん演じる“トイレの花子さん”が、イジメ問題を解決していくわけですか?
解決しようと奮闘します!
――オバケ役ということですが、花子さんの存在はこの世の人たちに認識されているんですか?
この世の人には認識されてなくて、花子さんたち“あの世チーム”からはこの世の人たちが見えてます。そして、“あの世チーム”の人たちで、イジメを何とかしようとしていきます。
――松山さんの“花子さん”は、“あの世チーム”の中でどんな役割を担っているんですか?
「こうしよう!」「ああしよう!!」とアイデアを出して、先頭に立っています。でも、後半にちょっと色々あって。“あの世チーム”の人間模様も描かれていきます。
――松山さん自身、こうして演技をするのは久しぶりになりますね。
めちゃくちゃ久しぶりですね。お芝居がすごく久しぶりで、舞台は10年ぶりくらいです。内容が出来る前に監督・脚本の方とお話しさせていただいて、「どういう事に興味があるのか?」などの会話から脚本が作られていったと思うんですが、何もないところから物語を作るのも結構面白いなと感じて。物語に入り込めるというか、いいなと思いました。
――制作段階から参加されていたんですね。
そうです。「どういう事に興味がある?」「オバケは信じる?」ということを、お話しさせていただいて。「こっち側(オバケ側)なのか!?」とは思いましたが(笑)。
――この作品でのオバケは、どんな雰囲気ですか?
怖いという感じではなく、人間味あふれてますね。
――では、役作りでもオバケということはあまり意識しないとは思いますが、演じる上で気を付けている事はありますか?
あの世の私たちと、生きてる人たちが交わるシーンがあるんですけど、私たちには見えてて、向こうは私たちが見えてない、そして触れられないっていう設定なので、そこのパントマイムっぽい部分が難しいですね。
――生きてる人たちサイドも難しそうですね。
そうですね、“この世チーム”は私たちを見ないようにしなきゃいけないので。
――松山さん演じる花子さんの、見どころはどんな部分でしょうか?
感情の起伏がとても激しくて、喜ぶところ、怒るところ、泣くところと、結構波があるので、感情が高ぶったところを見てほしいなと思います。
――少し前に芸能活動を再開されましたが、これからやっていきたい事はありますか?
音楽を自分で作ったりとか、シンガー・ソングライターの方を頑張っているので、舞台方面で言うとミュージカルとかに出られたらなと思っています。
――そして、今年が20代最後の年ということで、何かやりたい事ってありますか?
19歳の時も思ったんですけど、結局ないですよね…(笑)。でも、今年は音楽をやりたいなと思ってるので、好きなアーティストを海外まで見にいこうかなと思ってます。そして、大人な30代を迎えたいですね!
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