BS12 トゥエルビで毎週金曜日深夜に放送されている「ザ・カセットテープ・ミュージック」(夜2:00-2:30)。MCを務めるマキタスポーツと音楽評論家・スージー鈴木の2人が、1980年代の歌謡曲を夜な夜な語り尽くし、「音楽好きのおじさんの解放区」として同世代を中心にじわじわと話題になっている。
3月2日(金)と3月9日(金)の2週にわたって紹介するテーマは「春の名曲フェア」。80年代に流行したCMのタイアップ曲、甘酸っぱい青春時代の思い出、大人の目覚めた艶っぽい曲などの話を展開する。
まず、3月2日(金)にはスージー鈴木が厳選した6曲をA面とB面に分けた、「スージーの春」を紹介。
「80年代は女性の時代の幕開け」と言うスージーが選んだトップバッターは、その象徴というべき渡辺真知子の代表曲。イントロが流れると、2人とも「80年代が始まったぁ〜」と、早くも当時をプレイバックし、トークも熱を帯びる。
収録後、「化粧品タイアップ曲を、和音の視点から分析するという、日本唯一の番組になったと思いますね(笑)」と収録を振り返るスージーに対し、マキタは「スージーさんは、アレンジャーに注目するなど新しい音楽の聴き方を教えてくれた僕の兄と同じ年なので、それと似たような感覚で面白かったですね」。
CMソングを中心に組んだラインナップは、当時のCMのキャッチコピーと曲名の関係性の秘話などが盛り込まれ、独自の考察から織りなすコード談義などは思わず「なるほど」と納得して、どの曲もすぐに聴き直したくなるはず。
さらにスージーは、「B面はもう、めったに公共の電波に乗らなくなってしまった曲を紹介しています」とアピール。
バブリーだった1980年代のCM事情まで垣間見える、「スージーの春」をチェックしよう。
大野晴之
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