「BG」のキーマン・五十嵐幹事長役の堀内正美『“ワル”ではなく、“悪”の魅力を出したい』

2018/03/08 06:00 配信

ドラマ インタビュー

残すところあと2話の放送となった、木村拓哉主演ドラマ「BG~身辺警護人~(毎週木曜夜9:00-9:54テレビ朝日系※第8話は夜9:00-10:09、15分拡大)。3月8日(木)に放送される第8話でいよいよ最終章へ突入する。

同ドラマは井上由美子が脚本を手掛け、民間のボディーガードたちの熱き戦いの日々を描く。先日放送された第7話には、山口智子や萩原聖人がゲスト出演し、往年のドラマファンを喜ばせていたが、身辺警護課をまとめ、指揮をとっていた課長・村田(上川隆也)が章(木村)の目の前で銃弾に倒れ、救急車で搬送されるという衝撃のラストシーンも大きな話題となっている。

そんな事件のきっかけとなり、今後物語の鍵を握る民事党幹事長・五十嵐映一を演じる堀内正美。一筋縄ではいかない、政治家・五十嵐を演じる堀内から今後の展開についてや、木村とのエピソードなどを聞いた。

「手段を選ばない人間が勝つ」を体現


「BG~身辺警護人~」で民事党幹事長・五十嵐映一を演じている堀内正美(C)テレビ朝日


――演じている、五十嵐幹事長はどんな人物だと受け止めていますか?

一言で言うと、狡猾な男。8話のせりふにも、「手段を選ばない人間が勝つ」とあるんですが、まさしくそれを体現してる男なんです。狡猾さを出すために、声や目つき、手つきや食べるときの口元のいやらしさ、髪を手でしゅっと撫でてみたり。狡猾さが出ているかどうかは別ですが、仕草からも伝わるように気を配っています。

――狡猾な男という五十嵐ですが、どんな部分を大事に演じていますか?

“ワル”ではなくて、“悪(あく)”の魅力を出したいですね、ちょっと危ない人物というか。こういう政治家がいるから、日本の政治が腐敗していくんだろうなっていうふうな人物に見えたらいいな、と思っています。

――石田ゆり子さんとの共演シーンが多いかと思いますが、印象はいかがですか?

初めてご一緒するんですが、天然ですね。「私は天然じゃありません! 堀内さん失礼です!」って言われてしまったんだけど、この前「私、なわとび始めたんです!」って話をしてくれたんです。1日に100回を目標にしているそうなんですが、よくよく話を聞いてみたら、前日から始めて100回は跳べてはいなかったとか。それを「やってます!」って話してくれたのがおもしろくて、本当に魅力的な人ですよね。みんなで話していた時にも、水泳の話になったら「これはこうです!」ってフォームを見せてくれて、水泳をやっていた彼女だから、キレがすごかったです。石田さんは「さすが! すごい!」って思う部分と、天然な部分のギャップがとてもよくて、本当にかわいらしい方ですよね。