俳優・大森南朋とEXILEのパフォーマーであるAKIRAの2人を主演に迎え、「半落ち」(2004年)で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した名匠・佐々部清監督がメガホンを取った映画「この道」の公開が決定した。
本作は、破天荒な心から生まれる純粋で平和と安息を願う詩で人々の心を掴んだ北原白秋(大森)と彼のリズムを持った詩に深く感銘を受け、数々の名曲を作曲した山田耕筰(AKIRA)の人生を描く物語。
当時、日本の子供たちの歌は、伝承の「わらべうた」か明治開国で日本に伝わった「ドイツ童謡」を日本語訳したものだった。
「日本の子供たちに、日本人による"童謡"を創ろう!」と決起した鈴木三重吉(柳沢慎吾)は、北原白秋と音楽家・山田耕筰に白羽の矢を立てる。
最初は才能がぶつかり反目する二人は、あることがきっかけで手を取り合い、数々の童謡を世に出していく。だが、時代の波によって二人は苦悩の淵に…。
童謡のふるさと"小田原"を舞台にした本作は2月末にクランクアップを迎え、クランクアップ報告会見が行われた。
クランクアップの撮影場所に使用されたのは白秋・耕筰もこよなく愛し、明治11年(1878年)に創業した箱根の老舗・富士屋ホテル。
「007シリーズ」をはじめ、多くの洋画に登場するが、約140年の長い歴史の中、日本映画では本作が史上初とのこと。
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