芳根京子、“内気な子”から“ボス”へ「付いて行くだけじゃなく引っ張れる人間に」

2018/03/14 06:00 配信

映画 インタビュー

アメリカなど世界各国で公開されるや、見た目は赤ちゃんなのに“中身はおっさん”の主人公の活躍ぶりに注目が集まり、全世界で540億円以上の興行収入を記録する映画「ボス・ベイビー」が、日本でも3月21日(水・祝)に公開。

“暴君”ボス・ベイビー(声:ムロツヨシ)の兄・ティムの声を担当する芳根京子ヘアメーク=KOTOMI./スタイリスト=藤本大輔


本作の日本語吹替版で、“暴君”ボス・ベイビー(声:ムロツヨシ)の兄・ティムの声優を務める、若き演技派女優・芳根京子にインタビューを行った。

表参道高校合唱部!」(2015年、TBS系)で連ドラ初主演を務め、翌年には連続テレビ小説「べっぴんさん」(2016-17年、NHK総合ほか)で初の“朝ドラ”ヒロイン。

そして現在は初の“月9”ヒロインとして日本中に笑いと感動を届けるなど、すさまじい勢いでスターの階段を駆け昇る芳根に、またまた初体験の声優挑戦についての苦労や収録エピソード、さらには自分にとっての“オンリーワン”についてなど、たっぷりと語ってもらった。

【写真を見る】レモンパネルを持ってニッコリ! キュートな笑顔にボス・ベイビーもイチコロ?ヘアメーク=KOTOMI./スタイリスト=藤本大輔


――初めての声優業ですが、アフレコは難しかったですか?

初めてなので、どんな準備をして何をスタジオに持って行けばいいのだろうか…という状況から始まりました。

字幕版のDVDを頂いて、それを何度も見て台本と照らし合わせてみて、このセリフは長いけど、この時間内で入れ(言わ)ないといけないんだ、って驚いて。

それに普段のお芝居のように体を使って演技をしていたら自然と出ちゃう息遣いに関しても、吹き替えでは吐く場所が指定されているんです。

例えば「『やめろー!』の前に一言『うっ!』っていうのが欲しいんです」などの指示があり、驚きの連続でした(笑)。

最初は声を当てるというより、セリフを当てはめるような作業になっていたんですけど、慣れていくとどんどん楽しくなってきて。

ムロさんとのお芝居もそうですし、スタッフさんにもいろいろと教えていただいたおかげで、貴重な経験をさせていただきました!

――吹き替えをするに当たって参考にした映画などはありますか?

「ボス・ベイビー」のお話を頂いてからは、逆に「ボス・ベイビー」しか見ていませんでした。

他の作品を見て勉強しようという余裕がなかったこともあるのですが、そもそも他の作品を見ても分からない!と勝手に思いまして(笑)。とにかく「ボス・ベイビー」を毎日見ていました。1日1ボス・ベイビーです!