――アニメーションならではの大冒険が描かれていますが、芳根さんの冒険エピソードはありますか？
一昨年から去年にかけて1年間、大阪での初めての一人暮らしは大冒険でした。自分が知らない土地で、親戚や知り合いも全然いない中で、1年間一人暮らしをするというのは冒険そのものでしたね。
――またそれに近い大冒険をしたいとは思いますか？
…お家が好きなので(笑)。でも、あの時はすごくいい経験をさせてもらいました。一人暮らしも何かきっかけがないとやらなかったと思うので、そう考えるととても大切な思い出になりました。
――では、最近休みの日にハマっている趣味はありますか？
今はドラマの撮影が多いので、なかなかのんびりお家に居る時間がないんですけど、お家に帰って、お風呂に入りながら台本を読んでいる時間は一番オフになれる時間で、楽しいです。
――台本を読んでいるのにオフに!?
今の自分の中では一番オフに近いです。完全にオフにはなれないかもしれないですけど、そもそもオン・オフがあまりないんです。
現場に行ってスタジオに入ると、自然とこうスイッチが入るので、自分の中でここはオンにしようとか、ここでオフにしよう、とは思っていないので。
スタジオの中でも前室にいるときはオフな気分のときもありますし、あまり自分ではオン・オフが分からないですね。もしかしたら周りで見ていてくれる人の方が分かるのかもしれないなって、朝ドラの時に思いました。
――2018年は戌年ということで、最後に芳根さんにとってのオンリー“ワン”を教えてください。
ちょうど先日マネージャーさんと話していたんですけど、「海月姫」の現場はすごく特殊で、「こんなにおなかを抱えて全員が笑う現場ってないよね？」って(笑)。
リハーサルのときに全員が笑っている時もあるんですよ！
もちろんそのリハはやり直しになっちゃったんですけど、そんな現場ってなかなかないなって思って、それは今までに感じたことがない現場です。それこそ“オンリーワン”だなと思います。
――公式Twitterも楽しそうですもんね(笑)。
はい(笑)。本当に遊園地帰りの疲労感なんですよ！ 撮影しているときは楽しいから疲れを感じないんです。
帰ったら「足がむくんでるー！」「あ～疲れた！」ってなるんですけど、その疲れが幸せなんですよね。
笑って腹筋が痛いとか、喉が痛いとか、そういう幸せな痛みも含めて、毎日がとても楽しいです！
◆取材・文＝人見知りシャイボーイ
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