80年代の音楽エンタメコミュニティサイト「Re:minder(リマインダー)」と、現在BS12 トゥエルビで放送されている音楽トーク番組「ザ・カセットテープ・ミュージック」(毎週金曜深夜2:00-2:30)のコラボ企画、80年代の音楽に特化したトーク&ライブイベントが3月11日、東京・代官山 WGT(Weekend Garage Tokyo)で開催された。テーマは「Re:spect — いまこそ語ろう、音楽としてのチェッカーズ」。
1980年代のデビュー後、数々のヒット曲を手掛けて一躍トップアーティストとして人気を博し、1990年代初めまで活動したチェッカーズ。メンバーは、藤井郁弥(現:藤井フミヤ)、武内享、高杢禎彦、大土井裕二、鶴久政治、徳永善也(故人)、藤井尚之の7人。
サイドボーカルで活躍した鶴久政治をゲストに、「ザ・カセットテープ・ミュージック」でマキタスポーツとともに思い入れたっぷりの音楽トークを繰り広げるスージー鈴木が聞き手となり、満員の会場を盛り上げた。
チェッカーズの楽曲の中で、作曲者として数々の名曲を生んだ鶴久政治をアーティストとして高く評価するスージー鈴木。スージーの紹介で鶴久が登場すると、会場から割れんばかりの拍手が起こり歓声が上がる。
「少年時代に聴いた矢沢永吉さん率いるロックバンド・キャロルの影響が大きいですね」というアーティストとしてのルーツの話から始まったトークは、地元の福岡県久留米市の思い出トークに花が咲く。チェッカーズファンと公言するスージー鈴木が、久留米を訪れチェッカーズのメンバーの足跡を巡ったエピソードには会場も鶴久も驚いていた。
そして本題のチェッカーズのデビューにテーマが移り、当時みんなが真似をした髪型やド派手なファッションなどのビジュアルの話題に。
デビュー曲「ギザギザハートの子守り唄」のメロディーを最初に聴いた時に、「ふざけるな(笑)」と思ったことや、2曲目の「涙のリクエスト」がデビュー曲に考えられていたこと、3曲目の「哀しくてジェラシー」の誕生秘話など、当時のメンバーの思いやレコーディングの秘話も織り交ぜながら語る鶴久のトークに、会場のファンからも笑みがこぼれた。
2人のトークはチェッカーズのデビューからトップギアが入り、数々の名曲の話題にフォーカスされると一気に会場が引き込まれていく。
会場内に当時の演奏が流れると、鶴久は「クロベエのドラムは、やっぱり抜群ですね」と、あらためて徳永善也(故人)の音楽センスを絶賛し、懐かしんだ。
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