1970・80年代のCMソング、竹内まりや、EPO、ハウンド・ドッグ、尾崎亜美、布施明、渡辺真知子が歌った曲といえば?

2018/03/16 19:13 配信

音楽

BS12 トゥエルビ「ザ・カセットテープ・ミュージック」(毎週金曜夜2:00-2:30)(C)BS12 トゥエルビ

BS12 トゥエルビ「ザ・カセットテープ・ミュージック」(毎週金曜夜2:00-2:30)、3月2日深夜は、第11回「春の特別フェア~スージーの春~」と題して放送された。

番組冒頭、スージ鈴木は「資生堂とカネボウの、当時(1980年代)の春のキャンペーンソングを選んでまいりました」と宣言。トークの相方、マキタスポーツも「あれは忘れられないね~。流行歌の発信源になってたと思います」と呼応。スージーは「当時の化粧品会社や広告代理店(の社員)がリクエストにハガキ書いたり」などと業界裏話に触れつつ、大手化粧品会社が大キャンペーンソング合戦を繰り広げた「化粧品タイアップ最盛期」のヒットソングを紹介していった。

A面1曲目は、「唇よ、熱く君を語れ」渡辺真知子。カネボウの1980年春のキャンペーン、口紅レディ80のCM曲。流れる曲を受けて「いかにも80年代の春が始まった感じですね」とスージー。「42.6万枚売れました」と紹介すると、今回のカセットガール、元アイドリング!!!・河村唯は「えぇ!ウッソー!!」と驚きの声を。

スージー、マキタは「70年代若者のフォーク、ロック、ニューミュージックというのは反商業主義。80年代もミュージシャンは歌番組に出ないという傾向があったけど、CMではガンガン流れてる」(スージー)、「音楽がコマーシャリズムと結び付いていきながら爆発的なヒット。我々はそういう曲をコマーシャルで聴いて、なんてキャッチーでいい曲なんだって覚えたからね」(マキタ)、「80年代イコール女性の時代という空気がありまして、『唇よ、熱く君を語れ』っていうのは女性も黙ってないで自分の言葉を発しようというメッセージが込められてて、これが80年代」(スージー)と時代論まで展開して大いに懐かしがった。

A面2曲目は、「不思議なピーチパイ」竹内まりや。こちらは、1980年の春に資生堂が採用した、資生堂「ベネフィークグレイシィ」CMソング。河村唯が「ピーチパイ」というフレーズに関心を見せると、「『ピーチパイ』という言葉がCMのキャッチコピー。化粧品タイアップソングの妙味はキャッチコピーがわりと無理やりな形で曲に入ってるところ、無理やり感を楽しむところ」とスージーは解説した。さらには、「セクシャルバイオレットNo.1 」の話まで展開。もちろん、竹内まりやの魅力、懐かしネタも存分に語った。

A面3曲目は、「君は薔薇より美しい」布施明。「布施明という歌手が、ゴダイゴというニューミュージックの雄とコラボレーションするとこんな曲が生まれるという曲でございます」と力を込めて送り出すスージー鈴木

「イントロから完璧だよね」「作曲ミッキー吉野。すごく複雑なコードをしのばせて、歌謡曲なんだけれどもちょっとハイカラな感じがするというのが、ザッツミッキー吉野っていう」「dim(ディミニッシュ)といいまして、変な和音」「最近のdimの使い手は星野源とか。わりと使うんですよね」「歌謡曲の領域の中で分からない程度にうまく使ってるのが、ミッキー吉野さんの腕前」と理論的視点も含めてマキタ&スージーは楽曲を評価した。