――シーズン2が決まって撮影に入るまでに楽しみにしていたことと、続編ということで何か気を付けている部分があれば教えてください。
吉田:(劇中で)それぞれのメンバーのパーソナルに触れる部分は楽しみにしていました。前回は百合(吉田羊)のエピソードがあったんですけど、他の捜査一課のメンバーのエピソードはなかったので、そこが今回どう描かれるのかというのが非常に気になりましたし、そのエピソードに触れたときの彼らの変わりようを、ぜひ見たいなと思っていました。
続編に関しては、あえて意図的に何かを変えるというよりも、世界観を変えずに、捜査対象者と心の距離感がさらに近くなり、慈しみが増している部分を表現したいと思います。
滝藤:シーズン1の僕があまりにも格好良かったものですから、果たして僕はシーズン2でシーズン1の自分を越えられるのかという不安がありました(笑)。
永山:同じメンバーでまた集まって、作品の続きができるというのはうれしかったですね。今回は、ゲストの方の話の部分もより膨らんでいて、もう少し深いところが描かれている脚本になっていると思うので、出来上がりが楽しみです。
光石:僕ら捜査一課の距離も、スタッフの皆さんとの距離もシーズン1のときよりも近くなりましたね。
それがやっぱりやりやすさの原因だし、昔のチームに再会するのはうれしいですし、変わらなくやっているんだけど、それだけでパワーアップになっていると思いますね!
三浦:シーズン1のときもそうですけど、捜査一課がよくある刑事ものの雰囲気とは違うんですよね。
ここは会社なんだという意識ですよね。事件は年中起きているわけだし、一つの事件に対して、「今回の案件です。これについてどう思いますか?」とのめりこまずに対処していくスタイルになっているのが、他の作品と一線を画している部分だと思うし、演じる上で意識しているところですね。
吉田:シリアスなお話なのに捜査一課の中では意外とふざけていますしね。でもそれが日常なんだと思います。
――吉田さんの座長ぶりはいかがでしょうか、皆さん一言ずつお願いします。
滝藤:シーズン1のときから変わらず、構えることなく自然体でいてくださるので、ご一緒していてとても心地良いです。
永山:やっぱりどれ一つとってもストイックさが感じられる吉田羊さんはさすがだなと思います。
三浦:本当に(吉田さんが)ホームだと思っているのが伝わってきます。芯になっている吉田さんがそういう感覚を持っているからこそ、われわれもホームに帰ったような気持ちでできています。
光石:全然偉ぶらずに、僕らチームのことを考えてくださっているのは、ものすごくありがたいです。だからこそ、(吉田の口から)「ホーム」という言葉が出るんだと思います。
――そんな吉田さんは皆さんのコメントを受けて、いかがでしょうか?
吉田:こんな辱めはないです…(笑)。でも私が居心地良いということは、こうしてそばにいてくださる皆さんも居心地が良いということだと思うので、みんなが同じ気持ちでやれるというのはとても幸せです。
このメンバーだからこそ成り立っている捜査一課の雰囲気だなと思います。
――あらためて、シーズン2の見どころを教えてください。
吉田:間違いなく言えることは、ゲストが豪華です。前シーズンをご覧になってくださっていた俳優さんも多くて、出たいと言ってくださった方が多かったとプロデューサーが仰っていました(笑)。
それくらい毎回のゲストが素晴らしくて存在感があって、これは映画で見たいと思うくらいのラインアップです。そこはぜひ、楽しみにしていただきたいです。
あとは、やはり前回よりも捜査一課の面々のパーソナルな部分が描かれているので、そこも注目していただきたいです。
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