今晩から放送の“世界フィギュア”の注目選手を解説!

2018/03/21 12:00 配信

芸能一般

3月21日(水)から「世界フィギュアスケート選手権大会2018」(フジテレビ系)が開幕。男子は平昌五輪金メダリストの羽生結弦が欠場を表明しているが、銀メダルを獲得した宇野昌磨や、フリー(FS)で羽生を超える得点をマークしたネイサン・チェンらが出場。一方、女子はショート(SP)で世界歴代最高得点を塗り替えたアリーナ・ザギトワらがエントリー。日本からは宮原知子樋口新葉が女王の座に挑む。

今回は、そんな“世界フィギュア”に出場する有力選手たちの注目ポイントを解説し、フィギュアスケート好きとして知られるミッツ・マングローブの観戦方法を紹介する。

男子 平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨が出場!


平昌五輪では銀メダルを獲得した宇野昌磨Photo:The Asahi Shimbun/Getty Images


宇野昌磨(日本)…初の五輪だった平昌大会ではSPで3位につけ、最終滑走となったFSでは冒頭の4回転ループで転倒しながら、集中力を切らさずに好演技を披露。ハビエル・フェルナンデス(スペイン)を僅差で逆転して銀メダルを獲得し、金メダルの羽生とワンツーフィニッシュを果たした。羽生を含めて、過去7大会の覇者が全員欠場する今大会で頂点に立てば、ますますクローズアップされてくるはずだ。

ネイサン・チェン(アメリカ)…平昌五輪では天国と地獄を味わった。全てのジャンプに失敗したSPで17位と大きく出遅れながら、FSでは6本の4回転ジャンプのうち5つを成功させる異次元の演技を披露。FSだけなら金メダルの羽生に大差をつける1位となり、5位に入賞して意地を見せた。アクセルを除く5種類の4回転ジャンプを跳べる新時代の旗手は、まだ表彰台に縁がない世界選手権で頂点を虎視眈々と狙う。

金博洋(中国)…SPでパーソナルベストをマークし、4位で発進した平昌五輪では、FS後半の4回転トウループで尻もちをつく痛恨の失敗。銅メダルにあと一歩届かない4位に終わったものの、母国で開催される4年後の北京五輪へ向けて、20歳のホープは大きな手応えを得たはずだ。2大会連続で銅メダルを獲得している世界選手権では、さらにいい色のメダルを手にすることで新たな弾みをつけたい。