今晩から放送の“世界フィギュア”の注目選手を解説！
女子 平昌五輪金メダルのザギトワが初の世界選手権に登場
宮原知子(日本)…左股関節の疲労骨折を乗り越えて臨んだ、初五輪となる平昌大会ではSP、FS、トータルの全てでパーソナルベストをマーク。団体戦のSPで冒頭のコンビネーションジャンプが回転不足と判定され、精神的に動揺しながらも個人戦までの短期間で持ち直して4位に食い込んだ。心技体の全てで成長を果たした軌跡は、2015年大会で銀メダルを獲得している世界選手権につながるはず。
樋口新葉(日本)…平昌五輪代表を懸けた昨年の全日本選手権はSPで4位と出遅れ、翌日の公式練習中には右足首を負傷するアクシデントにも見舞われて4位に終わった。宮原に続く1枠をめぐる争いは同じ高校2年生の坂本花織に軍配が上がったが、シーズン序盤にSPとトータルスコアでパーソナルベストをマークした成長ぶりが評価されて世界選手権代表に選出された。11位だった前回大会の雪辱を期す。
アリーナ・ザギトワ(ロシア)…平昌五輪で打ち立てた伝説はまだ記憶に新しい。SPでは同門のライバル、エフゲニア・メドベージェワがマークしたばかりの世界歴代最高得点を約20分後に更新。全てのジャンプを基礎点が高くなるプログラムの後半に集中させる、ルール改正への議論を呼ぶほどの異次元の演技構成でFSでも逃げ切り、史上2番目に若い15歳9カ月で金メダルを獲得した。初めて臨む世界選手権でも金メダルの大本命だ。
ケイトリン・オズモンド(カナダ)…2度目の五輪だった平昌大会ではSP、FS、トータルスコアの全てでパーソナルベストをマーク。13位だった前回ソチ大会の悔しさを、団体戦での金メダルに続く銅メダル獲得で見事に晴らした。前回の世界選手権では銀メダルを獲得。10代の選手が多い中で、22歳ならではの大人の美しさが漂う笑顔と、バリエーションの多いスピンを含めた多彩な表現力で頂点に挑む。
■女子ショート
3月21日(水)夜11:00-0:59(延長あり)
■男子ショート
3月22日(木)夜11:00-0:55
■女子フリー
3月23日(金)夜3:55-翌朝6:30
■男子フリー
3月24日(土)夜8:00-11:10
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