共有空間を共にするコーポラティブハウスを舞台に、4つの秘密を抱えた家族の姿を描くドラマ「隣の家族は青く見える」(フジテレビ系)。先週放送された第9話では、渉(眞島秀和)&朔(北村匠海)カップル、亮司(平山浩行)&ちひろ(高橋メアリージュン)カップルが円満さを取り戻す一方、小宮山家では深雪(真飛聖)が離婚に同意し、五十嵐家では流産をした奈々(深田恭子)が姿を消すなど、まだまだ波乱を予感させる展開に。ついに迎える最終回(3月22日(木))を前に、朔を好演した北村にこれまでを振り返ってもらい、撮影中のエピソードや自身が選ぶ“わたさく”名シーンのほか、最終回予想までたっぷり語っていただきました!
――ドラマ「隣の家族は青く見える」(フジ系)がいよいよ最終回です。ここまで朔という人間を演じてきた感想は?
匠海:始まる前は、朔を演じることは挑戦だったし、どう役をつかんでいこう…と思う部分も正直ありました。それでも、世の中のLGBTをもっと知ってほしいなという想いもあって。実際に放送が始まると、反響も大きかったですし、何よりLGBTの方々から評価していただけたので、本当に良かったなぁと思ってます。
――3カ月演じてきたからこそ、あらためて感じる朔の魅力は何だと思いますか?
匠海:朔はすごく達観した人間で。ああいう達観したというか、物事を俯瞰で見られる人っていうのは、僕自身も好きなんです。ここまでの話の中で、朔が自分だけの感情でものを言ったことってなくて。必ず相手のことを思って話してるんです。そんなふうに相手を大切にするところはすごく素敵だと思います。
――ドラマのタイトルは「隣の家族は青く見える」ですけど、朔だけは青く見えてないと言えますね。
匠海:そうなんですよね。というのも、朔はコーポラティブハウスに転がり込んだ人間で、コーポラティブハウスに住もうと言った人たちとは別世界の人間なので。朔のカラフルな服は、“コーポラティブハウスに色を付ける人間”っていう意味もあったそうなんです。映像で見てても、朔が来ると色が飛び込んでくるというか、かき乱すというか。今でこそ広瀬家としてコーポラティブハウスの一員になっていますけど、最初から見ていくと、あの中で朔は異質な存在だったと思います。
――異質というのとはちょっと違いますが、奈々(深田恭子)とちひろ(高橋メアリージュン)と朔による“女子会”シーンもインパクトがあっていいなと思いました。
匠海:僕もあのシーン、結構好きなんですよ。(撮影は)割と長いんですけどね。ちひろさんとか、台詞の量が多いので、毎回すごいなと思っています。
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