朝ドラ「半分、青い。」バブル期シーンは話題必至!NHKは“ワンレンボディコン”時代どう描く?

2018/03/30 17:44 配信

ドラマ

「世代ドンピシャ!豊川悦司の怪演にも期待」


バブル期を描いた時代設定にドラマ通が早くも反応。自身もバブル期世代と語るライター・小田慶子氏もその一人。

同作品の世界観に興味津々の様子で、「これまでになかった70年代生まれのヒロインで、自分が世代ドンピシャだけに“僕らの時代”の物語として期待。ええ、リアルにワンレン&ボディコンでバブリーダンス踊っていました!永野芽郁は同性から見ても嫉妬すらできないほど可憐。豊川悦司が“少女”漫画家役を怪演してくれたら盛り上がりそう」(小田氏)と期待が膨らんでいるよう。

ドラマ大好きお笑い芸人のこじらせハスキー・橋爪ヨウコ氏は「恋愛ドラマが得意な北川さんの脚本なので、朝からキュンとするシーンが見られると思うと楽しみ。朝ドラならではの成長物語と恋愛をどう絡めて表現していくのか。どっぷり恋愛ものでも新しくていいと思う」と“キュン要素”に期待。

「半分、青い。」がいよいよスタート(c)NHK


「バブル期のシーンは話題必至」


一方、メディアジャーナリスト・長谷川朋子氏は、冷静に分析。「舞台はバブル期から平成、北川悦吏子のオリジナル脚本、ヒロインを演じるのは永野芽郁。見たくなる要素はこの3つです。現代ものは駄作が多いと言われる朝ドラですが、お約束の決め台詞で盛り上げる?東京編で脇を固める豊川悦司井川遥のキャスティングはマーケティング戦略が見えます」とのこと。

テレビ・ドラマ解説者・木村隆志氏は「朝ドラで1970年代以降が描かれるのは久々で、バブル期のシーンは話題必至。少女漫画家修行、結婚・出産・離婚、一大発明を成し遂げるなど、ヒロインの人生はジェットコースターのようで見応えアリ。激動の人生を『左耳が聴こえない』こその感性で乗り切る、魅力的なヒロイン像を見せてほしい」と期待を口にした。

コメントをもらった4人中3人が“バブル期”に言及。NHKが、あの狂乱の時代をどう描くかに注目だ。

【識者プロフィール】

●ライター 小田慶子(おだけいこ) テレビ誌編集者を経てフリーライターとなる。日本のドラマ、映画に精通しており、雑誌やWebなどで幅広く活躍中。

●テレビ・ドラマ解説者 木村隆志(きむらたかし) 各媒体に月20本を超えるコラムを提供し、「新・週刊フジテレビ批評」(フジテレビ)などにもコメンテーターとして出演する。

●お笑い芸人 橋爪(はしづめ)ヨウコ 2002年にデビュー。2014年からはドイツみちこと“こじらせハスキー”として活動。テレビ好きで、ドラマ関連の連載も持つ。

●メディアジャーナリスト 長谷川朋子(はせがわともこ) フランス・カンヌで開かれる世界のテレビコンテンツ見本市を約10年取材。エンタメビジネス事情が得意分野で、多くの媒体で執筆。