若手歌舞伎俳優が歴代パーソナリティーを務めてきたラジオ「邦楽ジョッキー」が3月で30年以上の歴史に幕を下ろし、4月から新番組「KABUKI TUNE(カブキチューン)」(NHK-FM)がスタートする。
その初代パーソナリティーに就任したのが歌舞伎俳優の二代目尾上右近だ。
歌舞伎俳優として活躍する右近だが、2018年2月には七代目清元栄寿太夫を襲名披露。
番組では、歌舞伎と清元、二足のわらじを履くことになった右近が歌舞伎や古典音楽の魅力を楽しく紹介する。
そこでWEBサイト「ザテレビジョン」では、初回収録を終えた右近にインタビューを敢行。収録の感想や今後番組でやっていきたいこと、また自身のことについて語ってもらった。
――初回収録を終えていかがでしたか?
(こうしなければいけないという)流れの中で、話さなくてはならない話題に触れ、なおかつ自分の言葉としてしゃべるのが難しかったですね。
恐らく難しいんではなかろうかと思いながらこの日を迎えたんですけど、緊張してしまったり、いろんなことを意識しながら話すのは想像以上の難しさでした。
あとは(スタッフの)皆さんが初回ということで大目に見てくださり、時間のアバウトさはお許しいただける空気でしたが、これからは5分なら5分、ある程度の尺の中で話すということができなくてはならないなということも感じましたね。
――ラジオは今まで「邦楽ジョッキー」にゲストとして出演したこともありますが、パーソナリティーとゲストという形では違いますか?
いや、もう本当に! (「邦楽ジョッキー」のパーソナリティー・中村)隼人くんはよく頑張ったなって思いますね!(笑) どこまでも上から目線ですけども(笑)。
――そんな隼人さんからはパーソナリティーに就任するに当たって、何かアドバイスをもらいましたか?
「時間を見ながら話すっていうのは難しいよ。最初のうちは(時間が)延び延びになっちゃった」とは言っていました。それもあって今日は時間のことも意識していたんですけど…。
これからはゲストの方がいらっしゃるときには自分が流れを作っていかなくてはいけないこともあるかと思いますが、(パーソナリティーをやってみて)隼人くんもすごく工夫してやっていたんだろうなと感じました。
僕なりにうまくしゃべっていけるコツ、テンポ感とかがあると思うので、そういうのを早くつかんでいきたいです。
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