4月2日(月)からの新“朝ドラ”は、脚本家・北川悦吏子オリジナルの連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK総合ほか)。今作は北川自身の故郷・岐阜を舞台に、少々うかつだが失敗を恐れないヒロインがバブル期から平成の低成長時代までを駆け抜ける半世紀の物語。実在の人物がモデルでもなく、戦争を乗り越える物語でもない、新たな朝ドラが始まる。
北川は「この冒険をできたことが新しいことだし、よくやらせてくれたとNHKさんに感謝」と胸の内を明かした。また、出来上がった作品を見て、「もしかしたら朝ドラに革命を起こしたんじゃないか」と自信をもうかがわせる。彼女が今作を通して描くテーマは「生きる力」。「ずっと同じことを書いているような気もするんですが、どんなことが起こっても生きていく力があるということを伝えたいんです。“人間って強いよ”、そうじゃない?と問い掛けたい」と語る。
全156話の“千本ノック”的な朝ドラに挑み続ける北川の“革命”にインタビューから迫ります。
多くの朝ドラの出発地点は、ヒロインの幼少期。しかし、今作は鈴愛と律がまだそれぞれの母親のおなかの中にいる状態で始まる。
北川は「同じ日に生まれた赤ん坊2人の話ですが、新生児室に並べられたところで律役の佐藤健くんのナレーションが入り、“まだ名前もないときに僕たちは出会った”と言うんですけど、完成した第1週を見ていてそのシーン、自分でも見たことないな、こんな話と思ったんです。今まで数々の出会いのシーンを書いてきましたけど、名前のないときに出会うという話は少なくとも私は見たことがないと。何でこんなこと思い付いたか分からないけれど、画期的かなと思います」
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