危機に直面する夫婦の絆に“いけない恋の罪悪感”というスパイスが加わった刺激的な作品が今期、新たにスタートする。「あなたには帰る家がある」(4月13日スタート、毎週金曜夜10:00-10:54※初回は15分拡大 TBS系)だ。
同じく夫婦の危機を描き話題になったドラマ「あなたのことはそれほど」(2017年TBS系)や「ホリデイラブ」(2018年テレビ朝日系)に続く“大人ドラマ”の注目ポイントを、4人のドラマウォッチャーのコメントを交えて紹介する。
「あなたには帰る家がある」の原作は、山本文緒の同名小説。真弓(中谷美紀)と秀明(玉木宏)、太郎(ユースケ・サンタマリア)と綾子(木村多江)という2組の夫婦の日々に潜む不満やすれ違いを描き、“夫婦とは何か”を問う。番組公式HPには「夫婦は家族だけど、他人。」というドキッとするような言葉も。
13日放送の第1話では、結婚以来ずっと専業主婦として家族を支えてきた真弓が、娘・麗奈(桜田ひより)の進学を機に13年ぶりの再就職を決意する。だが、それを機に夫で住宅販売会社のサラリーマン・秀明との関係が悪化。時を同じくして、秀明は職場に客としてやってきた綾子に引かれ始め、綾子もまた、太郎という夫がありながら秀明のことが気になり始める、という展開だ。
まず注目したいのは、テーマのリアルさ。仕事と家事の両立や夫との生活、思春期の子育てなど100人超の女性に“オンナの本音”をリサーチして導き出された“夫婦あるある”がちりばめられている。
ドラマ解説者でコラムニストの木村隆志氏は、「100人超の女性にリサーチした夫婦の“あるある”ネタをマシンガンのように連打して、ネット上をザワつかせてほしい」、メディアジャーナリストの長谷川朋子氏も「劇中には、結婚生活が長くなった世間の夫婦が直面しがちな悩みを、“あるある”ネタとして盛り込んでいるそう。共感しながら、SNS上でどこまで盛り上がりを見せるのか、そんなところにも注目です」と話すように、ネットでも大反響を巻き起こしそうな予感だ。
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