永瀬匡、「こんな時代だからこそ、芝居では“人間味”を強く出したい」

2018/04/15 07:00 配信

ドラマ インタビュー

沢村一樹伊藤歩が初タッグを組んだ「ドラマスペシャル CHIEF~警視庁IR分析室~」(テレビ朝日系)が、4月15日(日)に放送。

「CHIEF~警視庁IR分析室~」に出演する永瀬匡


本作は、現代社会において武器にも身を守る手段にもなりうるツール“情報”に対応するべく、警視庁が立ち上げた「IR分析室」の活躍を描く刑事ドラマだ。

元捜査一課のエース刑事にして「IR分析室」の主任(=チーフ)である深町功太郎(沢村)と、部下で“バディ”の泉本乃梨子(伊藤)が、情報とテクノロジーを駆使して捜査に挑む。

今回、「IR分析室」のメンバー・稲見彰を演じる永瀬にインタビューを行い、作品への思いや見どころについて聞いた。

“はぐれ者”感を強調して演じました


―永瀬さんが演じる稲見彰について教えてください。

稲見は、尾美(としのり)さんが演じられる加治さんと二人三脚で外回りをする刑事です。尾美さんとは年齢も離れているので、若者とベテランのバランスがいい具合に出せていると思います。演じていてもすごく楽しかったですね。

アドリブの多い現場で、尾美さんがデスクの引出しに入れていたおにぎりを、本番で急に食べだしたのが印象的でした(笑)。

――おにぎりですか?(笑)

はい(笑)。離れたところから撮影するシーンが多かったので、僕のリアクションもちゃんと映るんです。監督の和泉(聖治)さんは、カットを細かく割って一人の人物を追っていくような刑事ドラマの“王道の撮り方”ではなく、ふかんで全体を捉える方なので、それぞれの細かい動きまで捉えてくれるんです。

「CHIEF~警視庁IR分析室~」は4月15日(日)放送!(C)テレビ朝日


「IR分析室」は架空の部署なのですが、いわゆる捜査一課の動きではなくて、GPSや防犯カメラなどの最新機器を使って5人が独自の捜査をしていきます。なぜこの5人が集まったのかは描かれてないのですが、僕の想像では、“はぐれ者”みたいな5人が好き勝手しながらも、自分の責任は自分でしっかり取る。そういった信頼関係で成り立っているのかなと思います。

年齢や上下関係も気にせず皆さん自由に過ごしていたので、その空気感が分析室にもにじみ出ていました。「事件だ!」と言われても、僕は「え~!?」と反抗してみたり…(笑)。そういうことが言える環境なんですよ。誰かの話を聞いているときも、ずっとスマホをいじったりしながら“はぐれ者”感を強調して演じていました。