斎藤工が二階堂ふみ&長谷川京子に振り回されっぱなし!?

2018/04/07 07:00 配信

ドラマ

赤川次郎の小説「探偵物語」を34年ぶりに斎藤工二階堂ふみの主演で映像化。今回新たに探偵の辻山を演じた斎藤は、今作の主演には迷いもあったそう。

34年ぶりに映像化された「探偵物語」で探偵の辻山を演じた斎藤工撮影=大石隼土/スタイリスト=川田力也(es-QUISSE)/ヘア&メーク=KAZUOMI(メーキャップルーム)/衣装協力=memo、古着の一善


「やっぱり、映画版の松田優作さんのイメージが強いし、僕も大好きな映画だからこそ複雑な気持ちになりましたが、探偵ものというジャンルは今後もずっと残っていく物語のフォーマット。赤川次郎先生の原作小説もシェイクスピアのように時代によって解釈が違ってもいいのかなと思いました。僕が演じることでドラマを見た人に原作を読んでみようとか、映画版を見てみようと思ってもらえたらうれしいです。撮影に入る前、優作さんの奥様の美由紀さんにご報告したら、『工くんらしい探偵になれば、すてきだね』と言ってくださったんです」

辻山(斎藤工)は直美(二階堂ふみ)の護衛をすることに(C)テレビ朝日


辻山がひそかに護衛することになった直美(二階堂)は、機転の効く大学生。すぐに尾行がばれ、辻山はおじさん扱いされてしまう。

「僕自身、数年前から紛れもなく“おじさん”になりましたよ(笑)。でも、今どきの30代だからイケイケではなく、わりと堅実で内向き。このタイミングでの再映像化だからこそ、今の時代に生きる等身大のおじさんとして辻山を演じました。辻山は探偵としても崖っぷちにいるけれど、そういう人が『どうせ誰も俺を見ちゃいない』と開き直ったときの強さってあると思うんです。そういう偏屈なエネルギーは僕自身も持っています(笑)」