宮藤官九郎が脚本を務める大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(2019年1月から放送、NHK総合ほか)のクランクイン取材会が、前半の主人公・金栗四三の出身地である熊本・葦北郡で行われた。
ストックホルムオリンピックに初めて出場したマラソン選手・四三(中村勘九郎)と、東京オリンピックの招致に貢献した田畑政治(阿部サダヲ)の2人の人生をリレー形式で描く同作。
さらに、落語「東京オリムピック噺」を語る古今亭志ん生(ビートたけし/若年期=森山未來)の人生と交差し、3つの物語が展開していく。
今回、会見に登壇したのは、後に四三の妻となる村一番のお嬢様・春野スヤを演じる綾瀬はるか、四三の兄・実次役の中村獅童、四三の幼なじみである美川秀信役の勝地涼、勘九郎の4名。
勘九郎は「36歳になって中学生の役をやるとは思いませんでした(笑)」とクランクインの感想を述べる。また、作品について「宮藤さんの台本がめちゃくちゃ面白いんで、その面白さをちゃんとお届けできるかどうかが私たちの責任だと思います。2019年の大河ドラマ、めちゃくちゃ面白いものになると思います!」と太鼓判を押す。そして「1年半『いだてん』のように駆け抜けたいと思います」とアピール。
綾瀬は「熊本の美しい自然、景色の中で撮影できることをうれしく思っています」と作品への思いを話し、勘九郎の言葉にかけて「『いだてん』の後を一生懸命追いかけて、1年半、疾走したいと思います」と意気込んだ。
3日前にクランクインしたという獅童は「21歳を演じさせていただきました。ことし46になるので、21歳の役が果たして許されるのかっていう問題はございますけど…(笑)。ずっと歌舞伎でも兄弟のように育ってきた勘九郎くんと実際に兄弟の役を演じられることをうれしく思っています」と役への思いを語る。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)