本作には、2組のタイプの違う夫婦が登場する。しっかり者の真弓と抜けたところのある秀明が二人三脚で歩む「佐藤家」と、亭主関白な夫・太郎(ユースケ・サンタマリア)と家庭的な妻・綾子(木村多江)の夫唱婦随スタイルで描かれる「茄子田家」だ。
それぞれの夫婦の自宅セットにも、キャラクターがにじみ出る工夫がこらされている。
美術デザイン・青木ゆかり氏によると、「佐藤家は、夫婦が対等にそれぞれのセンスを認め合っている上で、物を選んできた感じが出るようにしました。茄子田家は、佐藤家よりもっと長い生活の歴史を感じさせたいと考え、既に出来上がっている茄子田家の生活の中に嫁いでいる綾子の、どこかなじまない感じを表現しています」とのこと。
そのほか、「全体の色調や素材感、室内への日差しの入り方などから、マンションと一軒家の違いも表れるように考えています」(青木氏)と、細かいこだわりも。
「どちらのセットも夢の世界ではなく、どこかで見たことのある誰かの家のようになればいいと思っています」(青木氏)という思いで作られたセットにも注目したい。
4月13日放送の第1話では、結婚以来専業主婦の真弓が、娘の進学を機に再就職を決意。夫の秀明に相談するも、けげんな態度をとられ夫婦間に溝ができてしまう。一方、秀明は自身の客である茄子田太郎の妻・綾子に引かれ始める。
4月20日放送の第2話では、積極的に家事を手伝うようになったり、食事の感想を口にするようになった秀明の態度を、真弓は怪しく感じる。友人の由紀(笛木優子)に相談すると、秀明は他の女性と関係を持っているのではないかと指摘される。
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