二宮和也が心の中に抱える“善と悪”とは?

2018/04/22 06:00 配信

ドラマ

いよいよ今週スタートする、二宮和也主演のドラマ「ブラックペアン」(TBS系)。原作は海堂尊の長編小説「新装版ブラックペアン1988」で、原作で描かれているのは1980年代の医療社会。それをドラマ化するにあたり、日本の医療技術の進歩の速さゆえに生まれ出る難点もあるそうだ。

二宮和也「つくっていく上で難しいのは、原作で書かれていた問題が、現実では既に解決していたりすることが多くて。ドラマは原作のその先に行かなきゃならない。スタッフの皆さんはそのへん苦労されていると思います。あと、現場に入って分かった難しさをもう一つ。手術シーンって、みんな帽子かぶってマスクして、メガネを掛けているから、ヘタしたら誰が誰だか分からないの(笑)。手術のシーンで、みんなで実際動いてみようってリハーサル日にやってみたら、監督が、〝おまえ誰だ! 〟って言いだして。みんな顔が隠れてるから(笑)。手術シーンで、見ている人がどうしたら誰だか分かるか、ずーっと探ってましたね。ここに入るにはマスクしないとダメなんですかって医療指導の先生に監督が質問したり。1回顔を見せた上で手術させたいって(笑)。でも、やっぱり、手術室はマスクしないと入れないから、じゃ、どうしようって悩んでました(笑)」

原作とリアリティーをすり合わせながらつくる、ドラマ「ブラックペアン」。

「手縫いが正義なのか、機械が正義なのかっていう倫理も、今の時代に照らし合わせると、古いかもねってなりかねない。そこを、今の時代にちゃんと合ったものとしてつくり変えながら進んでいます。(海堂尊)先生もぜひそうしてくださいって」

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