4月30日(月・祝)にNHK総合にて放送される「民謡魂 ふるさとの唄」(昼3:05-3:50)で、TOKIO・城島茂が1年前からひそかに練習を重ねてきた三味線を披露する。
「民謡魂─」は、その土地で歌い継がれている「民謡」や芸能を、地域の魅力とともに伝える公開派遣番組。城島は2013年から月1回程度放送されてきた同番組で、5年にわたりMCを務めている。
4月30日放送の回は、同月上旬に埼玉の草加市文化会館で公開収録された。だが、これまでと違い、緞帳(どんちょう)が上がると舞台中央には三味線を構えた城島の姿が。大友良英とSachiko Mが手掛けたオープニング曲「ゆめがきこえる」に三味線奏者として参加し、華々しく“三味線デビュー”を果たしたのだ。
城島はおよそ1年前から、民謡細竿三味線の第一人者である本條秀太郎氏に師事し、ひそかに三味線の特訓を行ってきたという。収録後の取材会に出席した城島は、「ほっとしたような、もうちょっとやりたかったような」と話す。
「TOKIOでギターを担当しているので、同じ弦楽器として三味線にも共通する部分をあるのかなと思っていました。でも、ここまで違うのかと驚きまして。楽器の構え方も、右の手首の使い方も全然違うんです。練習初日に、『安請け合いしなきゃよかったな』と思いましたね(笑)。
家で1人で練習していると、どうしてもギターの癖が出ちゃうんです。稽古のたびに、先生に直していただきました。いつもは腰に湿布を貼るんですけど、手首にも貼りました(笑)」と苦労を明かす。
TOKIOのギタリストとして活動する一方、移動式クレーン運転士の免許を持ち、農家向けの農業専門紙も愛読するなど、多才ぶりを発揮している城島。だが、今回の三味線奏者デビューは、まだメンバーにも伝えていないという。
「昨日、草加出身の山口(達也)には収録があることをメールで伝えたんですけど、三味線のことは言わなかったですね。驚くと思いますよ」と話す城島は、「TOKIOのメンバーがいない場で他の方と演奏するのは、初めてかもしれません。不思議な緊張感がありましたね」と振り返る。
そんな三味線デビューの出来ばえを問われると、「自分の中の満足度は、まだまだ足りないです。技術的にも駆け出しですので、より一層精進していきたいです」と謙虚に返答。「“『民謡魂』の応援団長・城島茂”というカテゴリーでの表現方法として、大事に育んでいきたいです」と力強く語り、今後さらに腕を磨いていくことを宣言した。
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