1980年代音楽ファン&野球ファン必見の“延長戦”を公開!

2018/04/27 18:00 配信

バラエティー

「ザ・カセットテープ・ミュージック」で「野球×音楽スペシャル」を放送(C)BS12 トゥエルビ


──「野球×音楽」という一風変わったテーマでしたが。

スージー:私は野球ライターもやっておりますので、野球であろうが、音楽であろうが、物事を理屈っぽく斜めから見るスタンスは、変わっておりません(笑)。

マキタ:ルールとか歴史とかを分析的に見るには、野球っていうスポーツはすごくいいんじゃないかと思いましたね。スター選手を好きになる他にも、いろんな楽しみ方ができる。

スージー:野球も音楽も、歴史から入らないと落ち着かないんですよね。

マキタ:野球はスポーツだけど、例えば最近だと「スモールベースボール」とか、世の中の経済とリンクしていたりするでしょ。ポップスもいろんなレイヤーで作られてるわけどし、繋げて考えやすいのかもしれない。

スージー:今日の珠玉で、合わせ鏡といいましょうか。「後藤次利=高橋慶彦」。たての糸は、後藤次利。よこの糸は高橋慶彦。えらい布ができますよ。女にモテモテな布が。

マキタ:ははっ。

スージー:我々の発見ですよ。それから、「落合博満=山下達郎」ですね。ともに昭和28年生まれ、理屈っぽい、組織に属さない一匹オオカミ!

マキタ:(笑)。

スージー:「江夏豊=沢田研二」もありますね。同じ昭和23年、“タイガース”! そして全盛期からビジュアルに変化が…。

マキタ:見立てはいろいろできますよね!

──「野球にちなんだ名曲」回ではスージーさんが、「名曲に野球タイトル賞を勝手に授与」回ではマキタさんが選曲されました。

スージー:私は「週刊ベースボール」で音楽を評論しているので、選曲には迷わなかったですね。ただ、千葉ロッテ系の球団歌とか、背番号1番・清田育宏選手の応援歌とかも用意していたんですけどね。テレビ的に、さすがにこれはということで。

マキタ:俺だって分からないし、誰も分かりませんから(笑)。

スージー:私はマキタさんの担当回では、カシオペアを勉強させてもらいましたよ。

マキタ:好きな人たちとか影響受けた人たちを無理やり野球に結びつけて、「バッテリー」とか「猛打」とかっていう、野球っぽいタイトルを付けていっただけですけど。

スージー:松原正樹さんの話題にもなりましたよね。注目度が増すといいですよね。

マキタ:レコーディングっていうのは、ある種の組織論もあって。誰も語られることがなかった名選手みたいな人がいるわけで、松原さんみたいな人を、どうしても挙げておきたかったわけですよ。

スージー:ギタリストでは松原正樹。野球界では、大洋ホエールズの松原誠。日本2大「松原ま」ですよ!

マキタ:ははははっ。

スージー:普段あまり語られないですけど、松原誠は大洋から最後は巨人へ。

マキタ:いや〜、忘れてたもん、松原誠。

スージー:埼玉県立飯能高校!

マキタ:出た!(笑) スージーさんは、アーティストの出身高校まで把握してる。

スージー:それを言うなら、野球も…いや、野球こそ高校が大事ですから。

マキタ:確かに! どこの学校で何をしてたのかって気になる。また音楽と野球の接点が見つかりましたね。

スージー:清水信之とEPOと佐橋佳幸と渡辺美里が都立松原高校。東京ロック界のPL学園!

マキタ:織田哲郎とか向谷実とうじきつよしと北島健二が東京都立大学付属高校でしたっけ。

スージー:東京ロック界の大阪桐蔭!

マキタ:ははははっ!