まずは、春田が黒澤部長のパソコンに大量な自分の隠し撮り画像を発見してしまった後に、トイレで自問自答するシーンから。事前に収録しておいた春田の心の声も撮影時に流しながら、表情をくるくると変えながら思い悩む春田を演じる田中の姿にモニターを見ていた監督も思わず大笑い。さらに、そのトイレに忍び寄る黒澤の足元のみの撮影では、モニターを見ていた田中が「なんでこれだけで面白いんだろう?(笑)」とポツリとつぶやき、監督も「何かが起こる予感がするからじゃない!?」とその心理を分析。
その後、黒澤が春田に迫る部分では、本番で吉田が田中の耳元に息を吹きかけるアドリブも! 小動物のような反応をする田中に、カットの声が掛かるとスタッフも思わず大笑いしてしまうほど。そして、印象的だった「勇気を持って一歩前進」というプレートを指でなぞる吉田のシーンでは、監督から「優しく愛でるように…!」というリクエストが。吉田はこれにバッチリと応え、強烈なインパクトの残るシーンはこうして作り上げられた。
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