田中れいな、涙が溢れて芝居が好きになった“あの瞬間”。舞台もライブもどんどんやりたい!

2018/05/05 11:00 配信

アイドル インタビュー

【写真を見る】歌の表現力を高めるためにも舞台の仕事は続けていきたいと語った田中。今舞台でも歌唱シーンがあり、どう歌い上げてくれるのかに期待がかかる


舞台もライブもどんどんやっていきたい!


――今は役者の仕事も好きですか?

息抜きかもしれないです、私の。

――息抜き!?

間違えた。息抜きじゃない。刺激です、刺激! 仕事なのに息抜きとか言ったらダメですよね(笑)。でも、真面目な話、息抜きでもあるんですよ。外部の舞台に出るとどっと新しい友達が増えて、ご飯に行って色々な話を聞いて、笑ったり、学んだり、そういうのは刺激であり、息抜きや癒やしにもなるわけで、今までなかった風が人生に吹くわけですからね。楽しい息抜きと言っても間違いではないです。

――ちょっと意地悪な聞き方をしますが、舞台をやることで歌の活動が止まってしまって、両立は大変じゃないですか?

全然! 少しも大変じゃないです。確かに毎月ライブっていうわけにはいかないですけど、私はどっちもやっていきたいです。続けていけば、きっと答えが見つかるでしょうし。れいな、思うんですけど、先のことばかり考えてもなるようにしかならないって。それよりも今やれることを精一杯やることで、先のことって生まれると思うんですよ。

とりあえず、「あー、今何のために生きてるんだろう…」っていう暇期間を作らないために、やれることは何でもやっておきたい。もうアラサーやけん、やれることも限られてくると思うし、「舞台があると歌がやれんなあ」とか、そういうのはあまり考えたことはないですね。

――今LoVendoЯの活動が少ないので、舞台との兼ね合いがあるのかと思ったのですが。

ん~。私は舞台と別にライブはどんどんやっていきたいと思ってます。それこそコットンクラブのライブ(4月17日)からすぐにこの「信長」で、「ふう」って息つく暇もなかったですけど、その方が頭がちゃんと働いていいかなって思ってるくらいです。

――今回のお市、田中さんだったから歌が入ったのかもしれないし、「ヨルハ」でも特別な歌唱パートが用意されたんだと思います。ライブではなくても、舞台の活動はしっかり歌に繋がっていると思いませんか?

そうかもしれないですね。こうやって歌える場を作っていただけてることは本当にありがたいです。私が出るイコール歌を増やした方がいいよねっていう風に考えてもらえたり、それは今まで続けてきたからこそだろうし、“田中れいなには歌”という印象を持っていただけてるんだと思うんです。何より歌は大好きだから、これからもずっと続けていきたいです。

毎回の舞台が新しい挑戦の場。自分とは正反対というお市は田中にとって新機軸の役だ


――改めて、ご自身のお市や舞台全体について、見どころを教えてください。

「信長の野望」は歴史に詳しくなくても、見ていて楽しい舞台だと思います。私はモーニング娘。がすべてで「社会」程度の勉強しかしてこなかったから、織田信長も名前は知ってるくらいだったんですけど、この舞台が決まってからはできる限り勉強して、結構頑張ったんですよ。

そうしたら「あれ、歴史って楽しくない?」って感情が芽生えてきて、出てくる人たちのことを知りたくなるんですよね。こんなれいなでもそう思えたということは、普通の人はもっとそうなるんじゃないのかと思うんです。歴史上の人たちを描くだけの舞台ではないので、歴史が苦手な方でもきっと楽しんで見てもらえると思います。

それと、今回の舞台は2パターンの公演があるというのがポイントですよね。織田サイドでは信長の気持ちがいっぱい描かれるし、浅井サイドはその逆で。あの時浅井はこんなことをしてたのかって、両方見ることで分かってくるし。何事も「なるほど!」って飲み込めた時ってすごく楽しいじゃないですか。だけん、「とりあえず片方だけ」とか言ってないで、きちんと両方見てください!

私も時代物は初めてですけど、「所作、頑張ってるね」みたいには見られたくないから、本番までにお市を完璧に身に付けるつもりです。漢字が読めんかったり、意味分わからん言葉が多すぎて頭が痛い日が続いてますけど、これを乗り越えたらまた1つ成長できると思ってます。