波瑠も「新しいタイプのドラマになる!」と宣言! テレ朝刑事ドラマの魅力とは?

2018/05/08 12:00 配信

ドラマ

【写真を見る】波瑠が演じるのは「特命捜査対策室」第6係・巡査部長 矢代朋。体を張った熱血捜査が得意だが、ケガを負って第6係へ


――今回は激しいアクションシーンも見どころの一つ。

波瑠「柔道の技を掛けるシーンがあるので、今からイメージトレーニングをしていろんな人を投げ飛ばしています(笑)。どこまでできるか、実際に見て確かめてほしいです」

鈴木京香が演じるのは「特命捜査対策室」第6係・警部補 鳴海理沙。わずかな文章から書き手の性格や思考を当てる能力を持つ


――そんな朋とバディを組むのが鈴木京香演じる鳴海理沙。文書を見て書き手の性格や思考を言い当てる文書解読のエキスパートと言える人物で、朋とは真逆のタイプ。

波瑠「京香さんは自分のセリフを忘れてしまいそうになるほどキレイな声で、心が奪われてしまいました。キレイなところは京香さんに任せ、私は汗臭く走り回ります! 物語が終わるころには、立派なバディを見せたいと思います」

――子供のころから読書が趣味だという波瑠。今回のような設定を意外だと思わなかったという。

波瑠「“文書から何かを感じ取る”という感覚はちょっと分かります。文字には単純に単語が持っている意味だけではない、書き手が残している思いなどが残っているはずなので。とはいえ、それが分かるのは理沙さんであって、朋ではない。残念です(笑)。私はありがたいことに、多くの作品に出演させていただき、たくさんの脚本家さんが描く物語に触れていて感じるのですが、同じ世界を紡ごうと思っても書く人によって絶対に変わるもの。言葉選びが同じ作家さんは一人もいないですから。今回の大森美香さんの脚本も、キャラクター像を肉付けしていくセリフなど特徴があり、読んでいて、『美香さんの脚本だぁ~』と大森さんの作品ができる喜びを感じています」

――そんな女性脚本家が描く女性を主人公にした刑事ドラマだが、警察といえばどうしても“男の世界”。朋は事件とどう寄り添うのか。

波瑠「女性と男性はそもそもが違うんです。男社会でどれだけ女性が頑張っても、そこまで見る目は変わらないと思います。そういう偏見に負けないでがむしゃらに戦うということも大事ですが、もうちょっと違うアプローチで同じ事件に携わることも大事かと…。特に今回は、忘れ去られていた事件を解決していくので、ただ犯人を見つけるだけでなく、女性らしく気持ちを添わせて事件を本質から解決していければ。とはいえこれまでのような“男の社会”もきちんと描かれ、沢村一樹さんや遠藤憲一さんら渋い役者さんたちが重厚に演じてくださっていて…。これまでの刑事ドラマに女性バディの繊細さがプラスされた、新しい作品になっていると思います!」

Profile●はる=1991年6月17日生まれ、東京都出身。O型。連続テレビ小説「あさが来た」(2015~2016年NHK総合ほか)、「あなたのことはそれほど」(2017年TBS系)など主演作多数

実はキレ者・財津(高田純次)、いい声の持ち主・草加(遠藤憲一)などクセ者ぞろいの第6係


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