警視庁鉄道捜査隊東京駅分駐所に所属する鉄道捜査官・花村乃里子(沢口)は東京駅構内をパトロール中、悲鳴を聞きつける。声の方へ急行すると、女性が背中から血を流して絶命していた。
通行人からサングラスの男が走り去ったと聞いた乃里子たちは、すぐさま追跡を開始。乃里子が薄暗い通路で男を追い詰め、ライトを向けると、照らし出されたのは、なんと乃里子の所轄署時代の元先輩刑事・滝本裕介(別所)だった。
滝本は乃里子が鉄道捜査隊に異動した約1年後に突然、警察を辞め、現在はフリーのルポライターとして活動しているようだ。
乃里子にとって滝本は警察官としての心構えを教えてくれた恩人だったが、「何があったのか話してください」と語りかける乃里子に対し、滝本はただ冷笑を浮かべるだけ。
刑事時代とはまるで別人のような印象の滝本にショックを受けながらも、乃里子は捜査を開始する。
被害者は生命保険会社の調査員・田代美由紀(佐久間麻由)で、彼女の上司・河島充子(国生さゆり)によると、美由紀は事件前日から休暇を取っていたが、事件当日の朝10時、仕事の用件で電話をしたところ、背後から汽笛の音が聞こえたという。
その証言から、美由紀は事件当日の朝、鬼怒川温泉駅から「きぬ120号」に乗車して終点・浅草で降り、なぜか浅草駅のホームで「けごん21号」の写真を撮った後、東京駅にやって来たことが分かる。
そんな美由紀の後を滝本はずっと尾行していたようだが、乃里子は美由紀が何のために「けごん」の写真を撮ったのか疑問を抱く。
そんな中、釈放された滝本が謎の女性(中島ひろ子)と接触した後、行方をくらましてしまう。
さらに、美由紀が半年前に調査を終えたはずの転落事故を、あらためて調べていたことが判明!
ところがその直後、新たに関係者が殺害される事件が発生し、事態はますます混迷の度合いを深めていく。
先輩・滝本を信じる乃里子の思いは、届くのか? 東京~鬼怒川で信念の捜査を続ける乃里子が、衝撃の真実に迫る。
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