律が貸してくれた秋風羽織の「いつもポケットにショパン」で少女漫画に開眼した鈴愛は漫画を描くようになっていく。そして、名古屋でのトークショーでそれを本人に見せたことで秋風の弟子にスカウトされることに。「巨匠にスケッチブックからそのまま切り離した漫画を見せるような人は普通いないでしょうから、秋風先生としても衝撃が大きかったはず」(勝田CP)。だが、母親の晴は大反対! 思い込んだら一直線の鈴愛は、必死に説得する。
5月は岐阜編と、鈴愛が上京する東京編が半分半分で描かれるが、鈴愛が東京に出ても楡野家のアットホーム感に変わりはない。「楡野家のシーンは安定感あふれるアンサンブルで鈴愛と家族の別れが情感たっぷりに描かれます。涙なしには見られません」(勝田CP)。
「岐阜の家にはデザイナーが綿密に時代考証して用意した物と、現地で購入した物を置いています。スタートは1971年でしたが、そこから時間が進んでおりますので、家電も時代に合わせた物を。食堂も最初とおばあちゃんが亡くなってからのつくし食堂では、ちょっと変わっているんですよ。また食堂の向かいにレコードショップがあるのですが、そこがCDショップになったりもしています。あんまり映らないですけどね(笑)」(勝田CP)
鈴愛と律は共に岐阜を離れることに。だが、「夢にまっしぐらな鈴愛と違って、律は自分は何をすべきなのか悩んだりしながら、自分の道を進んでいきます。鈴愛と律はいつも刺激し合っているようなところがあり、お互いに励まし合いながら生きている。しかし、いつまでも子供じゃないんだなというハラハラの展開も。そういったラブの部分は、北川さんの真骨頂です。新たな世界に踏み出す鈴愛たちの出発点をお見逃しなく」(勝田CP)。
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