ホラー感にゾクゾク!? “あな家” 萩原利久「茄子田家はホントに不気味(笑)」

2018/05/10 18:30 配信

ドラマ

「慎吾が“第二の茄子田太郎”みたいな感じになったら怖い」とも撮影=諸井純二


慎吾はこのまま大人になったらどうなるんでしょう


――共演者の方たちも、たびたびブログに登場していますね。

皆さん、僕が宣伝を担当しているということを知ってくださっていて、ブログを始めて2、3日ぐらい経ったころに多江さんから「ブログ見てます」って言っていただいて。身近な人に見てもらえるのはモチベーションが上がりますし、現場で起こったことや見つけたことを「これは使えそうだぞ」とか「これは面白そう」って、いろいろ考える時間が楽しい。何かあるたびにすぐ撮れるようスマホ持ち歩いています。現場での過ごし方が、かなり変わりました。

――太郎(ユースケ)と綾子(木村)の「茄子田家」については、どんな印象を持っていますか?

茄子田家は慎吾も含めて不気味ですよね。撮影の合間に、ユースケ(・サンタマリア)さんや(木村)多江さんたちと話しているんですけど、今どきこんな人いるのかというくらい太郎さんは夫として、父として家庭の中で力を持っている。それに対して誰も何も言わず、当たり前のように毎日を送っている。もう、それは“不気味”という言葉に尽きるのかなと。あんな風な環境にいる慎吾には、絶対に他とは違うものが生まれてくるだろうし、いつか10代という繊細な感情によってはじけたりするんじゃないかと。慎吾は、このまま大人になったらどうなるんでしょうね。“第二の茄子田太郎”みたいな感じになったら怖いと思います。

闇を抱えるミステリアスなキャラクターと向き合っている撮影=諸井純二


――劇中では、慎吾のお母さん・綾子が不倫をしていますけど、19歳の利久くんから見て“大人の恋愛”はどう映っていますか?

まだ20歳にもなっていない僕には遠い感じがします。不倫は、決していいものだとは思わないんですけど、ドラマの中の「茄子田家」だったら、それはそれでちょっと面白いのかなと思ったりしています。お母さんは、あれだけ苦しい毎日を送っているわけなので、他の家の旦那さんと恋に落ちてしまうという一面があった方が息子として、「あぁ、お母さんも人間なんだな」って思える気がして。やっぱり、知らず知らずに溜まってしまっているものを吐き出したいという思いもあるだろうし…。茄子田家は、みんなが同じところにいながら全員歯車が合ってない感じ。そこがホントに不気味(笑)。撮影の初日からずっと思っています。

――第3話(4/27放送)のバーベキューのシーンで「佐藤家」(中谷美紀玉木宏が夫婦を演じている)との交流がありましたし、今後この2家族がどうなっていくのか、楽しみですね。

佐藤家の人たちとがっつり一緒だったシーンはあれが初めてです。撮影現場は和気あいあいとしていて、とても楽しい時間を過ごすことができました。慎吾と佐藤家の娘・麗奈(桜田ひより)ちゃんの関係については、これからどうなるか僕も全く分かりません。二人は育ってきた環境が全然違いますからね。でも、実は近いところにいるのかなと思ったりもしていて。麗奈ちゃんが慎吾にとってどんな存在になっていくのか楽しみです。